・続・ ページ20
___…
次の日、学校に行くとセンセイからモッチリビンタされた。理由は昨日の放課後、生徒数人がフリーランニングをしていたら松方さんというご老人に怪我をさせてしまったみたい。何やってんだか…
という事で、今日から2週間松方さんが経営しているわかばパークをタダ働きをするらしい。
(おねーさん、おねーさん)
「なーに?」
その子、どこかで見た事ある?
見た目は可愛らしい女の子。小6ぐらいだろうか。
その子はしゃがんで、しゃがんでと袖を引っ張る。秘密の話しかな?その子に耳を近づけると、
(おねーさん、ぽーとまふぃあ?)
…なんて子だ。てか、なんでわかるの。
「さぁ?なんでそう思うの?」
(親戚のおにーさんが見せてくれた写真にそっくりだったから!)
「親戚のおにーさん?名前、教えてくれる?」
(んとね、きょうもとたいが)
大我か…
岩組のお坊ちゃん。大我のとこは一族揃って元々、マフィアの傘下だった為、部下の歴は岩雪組で1番長い
「君、もしかして…京本
(うん!)
「そっかー、だからこんなに可愛いんだね」
(えへへ、ありがとう!おねーさん!)
「ねぇ、音寧ちゃん…大我おにーさんに会いたくない?」
(!!会いたいっ!!おにーさんと近頃会ってないから!)
「いいよー、今から行こっか」
(いいの?)
「いいよ、おねーさんが言うんだから」
音寧ちゃんを抱っこし、職員の人に声をかける。最初は反対されたが、まぁなんとかなった。
大我とは、近くの喫茶店に呼び出した。さすがに本部に連れていくのは危ないから
大我「Aさん、すみませんお待たせして」
「私は別にいいよ」
音寧「大我おにーさん!」
大我「音寧!?どうして…」
「仕事でね…色々あって、今この子の施設に行ってるんだ」
大我「施設?どういう事ですか!?」
やっぱり、知らなかったか…音寧ちゃんと大我はただの親戚関係。一々細かい事は連絡しないだろう
「落ち着いて。音寧ちゃんが行ってる施設は、待機児童、不登校児を預かる施設。まぁ、他にも事情持ちの子預かってるみたいだよ」
大我「音寧…まさか」
「そのまさかだろうね…音寧ちゃん腕見せて貰っていいかな?」
音寧「うん…」
服の袖をめくると、そこにはアザがある。
つまり、音寧ちゃんは虐待を受けている
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作者名:Maya☆ | 作成日時:2019年8月26日 21時