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・続々・ ページ10

___…

広津「心配は不要だ、お若いの。

異能の強さが勝敗を決める__若い頃は私もそう信じていた。命という授業料を支払わずに、その間違いに気づけたのはまったくの幸いだった。

その意味で、君を不憫に思うよ」


中也「面白え」



今度は彼の方から突進してくる。

ポケットに手を入れたまま、斜め軌道の蹴り上げを放つ。

広津さんが右手で受ける__

直前に足先が軌道変化、首筋を狙う蹴り下ろし。

広津さんは左手で拳銃を抜いて蹴りを防御。

蹴りの衝撃で一瞬動きが止まった彼の肩を広津さんが掴む。



広津「捕らえたぞ」


中也「だから何だ?アンタの異能は効かねえ」


「それはどうかな〜」



彼は驚いてこちらを向いた。



中也「…!」



私はさきほどまで彼の前方、先程広津さんが出てきた場所の近くにいた。

けど、今は彼が着地したすぐ背後に治と共に立っていた。

私は左側の首筋にナイフを当て、右側の首筋には治の手を当てている。



太宰「残念。これで重力は君の手から離れた」


「女のガキだからって舐められたら困るな〜

これでも殺し屋なんでね」



治の異能も触れた相手にだけ発動する。
それは『あらゆる異能の発動を阻害し、無効化する』___究極の反異能。

その効力に例外はない。



中也「異能が……出ねえだと?」


「代わりに私の重力で潰されてみる?」


広津「さあ小僧、授業料の取り立てだ」



広津さんが彼の胸に手を当てる。


白い衝撃波


彼の体が後方に飛んだ。それと同時に

治も飛ばされた。

私は咄嗟に地面を蹴って避けたが、可笑しい。

どうして治まで飛ばされた?



広津「太宰さん!」


太宰「やら…れた

衝撃の直前に…下半身の回転だけで蹴られた。

おかげで手を離してしまった…あれは自分の異能で、わざと後方に飛んだんだ」


中也「ははは!そうだ、そいつだよ!宴の開幕に相応しい花火を上げようぜ!」



.

・黒い炎・→←・続・



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Maya-舞彩-(プロフ) - 天音さん» ありがとうございます(嬉涙)!最後までお付き合いしてくださると幸いです! (2021年5月23日 21時) (レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - 二人が出会い、少しずつ距離が近づいていく様子がとても悶えました(*´∀`*)ポッ あと少しで完結してしまうのは寂しいですが、ずっと応援しています(´;ω;`)ウゥゥ (2021年5月23日 17時) (レス) id: 05f36a1a18 (このIDを非表示/違反報告)
Maya-舞彩-(プロフ) - 天音さん» 嬉しい限りです…!(歓喜の涙) 更新はノロマですが、これからもセンセイシリーズ含めてよろしくお願いいたしますっ…! (2021年4月7日 20時) (レス) id: f262e556de (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - Maya-舞彩-さん» いえいえ!私こそ、いつもMaya-舞彩-さんの書く小説に元気づけられています!ついに二人が出会って、これからどうなっていくのかとても気になります( ^)o(^ ) (2021年4月7日 16時) (レス) id: 05f36a1a18 (このIDを非表示/違反報告)
Maya-舞彩-(プロフ) - 天音さん» 毎回コメントありがとうございます!!天音さんのコメントが励みになってます……!本当にありがとうございます!期待に添えるよう頑張ります!! (2021年4月5日 23時) (レス) id: f262e556de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Maya-舞彩- | 作成日時:2021年4月2日 12時

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