“漆黒の姫”とDEAD APPLE【文豪ストレイドッグス】

・続・ ページ32

＿＿＿…

中也｢っ〜/////！？あー､くっそ可愛すぎんだよ！！｣

｢…ダメですか？！｣

中也｢ダメな訳あるか､明日動けなくなるまでしてやるよ！｣


中也を見ると､耳まで赤く染め天井を仰いでいた｡
不安になって確認を取ると､明日は動けなくなるらしい…


｢あー…まあいいです！不足中の不足ですし！｣

中也｢つーか､不意打ち辞めろよ…｣

｢照れてますか｣

中也｢うるせぇ…｣

｢…私だって言うの恥ずかしかったんだけど｣

中也｢あーくっそ！可愛すぎだっつてんだろ！｣


急に動きを止めた為､中也の顔をもう一度見ると


“ﾁｭｯ”


荒めのキス｡


｢！？？ちょ､ここ廊下！｣

中也｢お前が悪い！｣

｢ひどー！｣

中也｢ったく､覚悟しとけよ？｣

｢…そういうとこ好き｣

中也｢あーはいはい｣

｢…中也こそ覚悟してね？｣

中也｢あ？｣


中也の耳に口を近づけ､囁く


中也｢手前ぇ…！//｣

｢ふふ笑さ､まずは普通のデェトしよ？｣

中也｢ったく､そうだな｡一旦家帰って着替えるか？｣

｢うん､流石にこの格好でデェトは目立つし｣


抗争が耐えず､いつ死ぬかもわからないこの界隈｡
それでも､こうやって普通に過ごす事も出来る｡こうやって､愛おしいと感じる人と一緒に過ごす事も出来る｡

中也や岩雪組､紅葉姐さんにお父さん､龍に黒蜥蜴達と一緒に過ごせるこの時間､この場所がいつまでも続けばいいなって思う｡


.END.

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