・続続々・ ページ34
「やっほー。って、なんでせんせー居るの?」
殺「お待ちしてましたよ」
湯豆腐屋の個室を開けるとレッド・アイとセンセイが居た。
「レッドアイ、顔死んでる笑」
レ「いやぁ、プライドズタズタだわ」
「だろうな」
レッド・アイの隣に座りながら湯豆腐を貰う。
「まァお疲れ。で、話聞かせて」
レ「お前、傷を抉りに来てるだろ」
「まっさか〜笑」
レ「はぁ…一発目は生八つ橋で止められるわ、二発目はアクターに化けて一緒に殺陣やって狙えねぇわ、三発目はあぶらとり紙で止められたんだよ」
「待って、あぶらとり紙ワロタwww」
殺「いやぁ、あれは沢山粘液が取れて恥ずかしかったですねェ」
レ「そこじゃねーよ…」
「散々だったねー笑はい、って事で酒奢れ」
レ「容赦ねーな…」
「せんせー、これ黙っててよ?」
殺「こればかりは何も言えませんね」
レ「こっちの世界じゃ、酒も煙草も未成年でも当たり前だもんな」
「それ。私、9歳から酒呑んでた」
レ「それはねぇ。せめて10歳超えてからにしろよ」
「1歳ぐらい変わんないって笑」
レ「全く…不健全だぜ」
「お前は私の兄かよ」
レ「違ぇよ」
殺「では、そろそろ私は帰ります。生徒達にこんな所を見られたらなんと言われるか…!では!!」
センセイはお得意のスピードで飛んで行った。
あれ?デジャブ??
レ「全く、あんな奴居るんだな」
「それな。生徒から命狙われてんのに、生徒の事を一番に考えてる…」
昔は、そんな事無かったのに
私を見てくれない事なんて多々あった。
けど、一流の殺し屋になりたくて、センセイみたいになりたくて、頑張ったのに。如何して、今となって向き合ってくれるんですか?如何して、昔のように冷徹じゃないんですか?
レ「…頑張れよ」
「何?私を舐めてんの?笑私に殺せない標的なんてないから」
レ「違ぇよ。腕の心配じゃねぇ。気持ちだよ。お前の様子からして標的とは随分前から知り合いなんじゃねーの?」
妙なとこでするどいな…
「…気の所為だよ。大丈夫、私がアイツを殺す」
レ「殺したら、酒を奢ってやるよ」
「なら、俄然やる気がでるね」
レ「おっさんか?」
「失礼な。健全なLJCだよ」
レ「健全じゃねーし、どこがLJCだよ」
「にゃは(笑)んじゃそろそろ私帰るわ。終電で私あっちに帰んないと」
レ「おー。またな」
「うん」
店を出て、空を見上げると7割蒸発した三日月が綺麗に浮かんでいる。
「さァて、私も気合い入れなきゃ」
月に向かって指で作った銃を向けて、打つ真似をした。
329人がお気に入り
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
-舞彩-(プロフ) - シンアさん» コメントありがとうございます、その言葉がとても嬉しい限りです……! (2022年8月31日 8時) (レス) id: f262e556de (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - とっっっても面白かったです!!!最後らへんは読みながらずっと号泣してました・・・ほんとに面白かったです!素晴らしい作品をありがとうございます! (2022年8月31日 3時) (レス) id: c430354ee1 (このIDを非表示/違反報告)
Maya☆(プロフ) - すぺるさん» ありがとうございます! (2019年11月29日 16時) (レス) id: f262e556de (このIDを非表示/違反報告)
すぺる(プロフ) - 途中で岩組、雪組がスノストだと気付いてなんかとても嬉しい気持ちになりました!更新楽しみにしてます! (2019年11月29日 13時) (レス) id: bc24737c16 (このIDを非表示/違反報告)
Maya☆(プロフ) - りょ〜さん» コメント有難うございます!私もファンですよ!!更新頑張ります!ありがとうございます! (2019年10月30日 16時) (レス) id: f262e556de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Maya☆ | 作成日時:2019年5月23日 23時