“漆黒の姫”とENDのE組【文豪ストレイドッグス】【暗殺教室】

・出発・ ページ26

-来週-


ｺﾝｺﾝｺﾝ…


｢首領､Aです｣


ｼｰﾝ…


｢…失礼します｣


ｶﾞﾁｬ


｢首領！準備出来ましたか！？｣


私は首領室に入るなり声を上げた
返事がない=エリスに何かしている
という方程式が成り立つのだ


森｢Aくん…も､もちろん出来ているよ！私は！｣

エリス｢A！リンタロウが！！｣


寄ってくるエリス､首領の手に持つ着物…


｢エリス､着物着る？｣

エリス｢着物は着たいわ！けど､リンタロウが嫌なの！！｣

森｢エリスちゃぁぁん…｣

｢貸してください｡エリス､私が着付けするわ｣

エリス｢Aなら！｣


淡いピンクの布地に白の華の模様｡
着付けして､エリスの髪を結い上げる｡


｢完成♪｣

エリス｢ありがとう！とても可愛いわ！！｣

森｢Aちゃんありがとぉぉぉぉぉぉ！！｣


初めて着る着物を喜びその場でクルクル回るエリスを自分のスマホで連写するお父さん｡
私も可愛いエリスを1枚撮っておいた


｢さて､そろそろ出発です｡行きましょう｣

森｢そうだね｣


3人で玄関まで向かう｡


森｢Aちゃん｣

｢ん？｣

森｢良かったのかい？｣

｢何が？｣

森｢修学旅行さ｡思い出を作りたかったろうに｣

｢あぁ､気にしないで｡彼処は仕事場でしかない｡思い出なんて要らない｣

森｢なら､いいのだけれどね｣

｢だからお父さんが気にしないで？｣

森｢わかったよ｣


車に乗り込み､駅に向かう｡
今回､首領に同行するのは私と雪組のひーくん事岩本照｡強くて優しいお兄ちゃん的存在と岩組のジェシー｡ジェシーは面白い長身お兄ちゃん的存在｡ひーくんは体術､ジェシーは銃が得意｡岩雪組は元々全てにおいて優れて居るけど､やっぱり各自不得意､得意はある｡得意な部分を伸ばす｡それも私の役目だと思うから一緒に訓練したりなんてもする｡

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