“漆黒の姫”とENDのE組【文豪ストレイドッグス】【暗殺教室】

・浅野学秀・ ページ23

教室から出て1人で坂を降りると


？｢森Aさんですか？｣


本校舎付近でオレンジの髪色をした1人の少年に呼び止められた｡
…この子､全てにおいてハイスペックだね
流石､あの人の息子


｢そうですけど､なにか？｣

？｢理事長がお呼びなので､理事長室に案内します｣

｢分かりました｣

？｢僕は君と同い年だ｡タメで話さないか？｣

｢別にいいよ｡名前は？｣

？｢浅野学秀｡この学校の生徒会長だ｣

｢あぁ､確か中間テスト学年1位の｣

学秀｢知って貰っていて光栄だね｡1つ質問いいか？｣

｢えぇ｣

学秀｢君はついこの間にE組に転校してきたそうだな｣

｢まぁ｣

学秀｢E組は成績不振の生徒が行くクラスだ｡中間テスト学年3位の君がなぜE組に居るんだ｡その成績だとＡ組に在籍出来るのに｣

｢それだったら､カルマもよ｡彼の成績ほ今回学年4位｡彼だってＡ組の資格がある｡けど､彼がなぜE組か…それは素行不良が原因ね｡なら､私も素行不良だからE組｣

学秀｢納得出来ないな｡君のことを調べさせて貰った｡しかし､何一つ出てこないんだ｡出身小学校､前の学校､出身地､生年月日…名前以外の全てが空欄だ｡どういう事だ｣

｢さァね｡さて､ここが理事長室でしょ？｣

浅野｢答えろ｣


鋭い目付き｡親子揃って支配者気質か｡


｢答えないわ｣

学秀｢言え｣

｢プライバシーの保護よ｣

学秀｢…いつか吐かせてやる｡覚悟しておけ｣

｢無理ね｡君では私に自白させる事なんて出来ない｣


少し殺気を出すと､何かを感じ取ったのか彼は黙った｡


ｺﾝｺﾝｺﾝ


学秀｢理事長､連れてきました｣

學峯｢入りなさい｣

学秀｢失礼します｣

｢失礼します｣

學峯｢浅野くんありがとう｡下がっていいよ｣

学秀｢…失礼しました｣


理事長室から学秀が退出する｡

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