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＿＿＿…
蘭にそのまま保健室に連れて行かれた｡
(誰にやられたの？)
｢…女の先輩からです｡名前はわからないです｣
(そう…
蘭｢…暇だったんで､ソイツに会おうと思って｣
(そっか｡彼女を連れてきてくれてありがとうね｡これでしばらく冷やしといて｡私は少し用事あって抜けなきゃだから)
｢すみません､わざわざ…｣
(これが私の仕事だからね｡じゃあ､灰谷君｡
蘭｢はーい｣
先生が用意してくれた氷でビンタされた頬を冷やしていると蘭が後ろからハグをしてきた｡
それだけなのに胸が一瞬高鳴ってしまう｡
蘭｢…よくあることってどういうことだよ｣
蘭は私の首筋に顔を埋めながら尋ねてくる｡
｢…みんながみんな､“真面目な生徒会副会長”と“灰谷家のお嬢様”が好きなわけないからだよ｡
人は自分より優れた人を見た時二つに分かれる｡
一つは尊敬の念を素直に込める人､もう一つは妬みから嫌がらせしてくる人｡
だから､後者の人達から嫌がらせとか暴力ふるわれたりするのなんて割とあるんだよ｣
蘭｢オマエはそれを素直に受けてんのかよ｣
｢後に先生に報告はするけど､その場ではさっきみたいに流す方が余っ程短く済むからね｣
蘭｢オマエはそれでいいのかよ…｣
｢いいんだよ｡これが一番楽に終わらせることができるから｣
蘭の抱きしめてくる力が強くなる｡そんな事しないで欲しい｡
蘭｢…一昨日のメールどういうことだよ｡話があるなんて｣
｢…丁度いいから話すよ｡
帰ったら婚約決まっててさ､１ヶ月後に相手と顔合わせ｡それまでに遊び相手の連絡先全部消せって言われた｣
蘭｢は？｣
｢だからさ…蘭とは日曜で最後にしたくて｣
蘭｢…それからはもう会えねえの？｣
｢…会えない｡
他の男の連絡先はあっさり消した｡でも､蘭と竜胆だけは消せなかった｡ちゃんと伝えてから区切りつけたくて｣
蘭｢俺らは特別ってか？かわいいな〜｣
顎を掴まれ､蘭の方に顔を向けさせられる｡そのまま額､瞼､頬､口､鎖骨にキスを落とされる。
蘭｢でも…気に食わねえな､オマエはコレでいいのかよ｣
｢仕方ないからね｡
家の事が最優先､私の感情なんて家の人間は興味ないの｡
私はただの“お飾り”でしかないから｣
.
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Maya-舞彩-(プロフ) - ゆさん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (
レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
Maya-舞彩-(プロフ) - 結菜さん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
Maya-舞彩-(プロフ) - ルズさん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます！テンポがよくて読みやすく、とても引き込まれる作品で、楽しく読ませていただいておりました！今後のご予定もあるとか…是非こちらでまた拝読させていただけたらなと思います。これからも素敵な作品お待ちしてます(*^^*) (2022年1月4日 22時) (レス) @page50 id: 1f3bc36824 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - 占ツクで後日談書いて欲しいです。楽しく読ませていただきました←面白すぎてほぼ一気読みした人。ま、まぁ、これからも頑張ってくださいね♪ (2022年1月4日 19時) (レス) @page50 id: 0aa820f2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maya-舞彩- | 作成日時：2021年12月11日 21時
