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Aside
本当は自宅に帰ってもよかった。でも、どうしても休む気になれなかった。私にはやらなきゃいけないことがある。早く、救ってあげなきゃいけない人がいる。
無理を言って、小島と一緒に本部まで帰って来た。
時刻は５時４０分。もうすぐ定時だ。おそらく全員いるだろうから、みんなに会える。
そう、胸を踊らせて本部に帰って来たはいいものの、部屋の中は異質なほどに静かだった。誰もいないのかと思いつつも、電気はついている。何か、会議の類だろうか。
「俺ら今、入っていい感じかな？」
小島が不安そうに尋ねる。
ドアノブに触れては離れ、を繰り返し、一向に扉を開ける気配がない。
「重要な会議なら、途中からでも出た方がいいでしょう」
と小島の手を強引に動かして、ドアを開けた。
部屋の中では、私と小島以外の異犯メンバーが、一箇所に集まっていた。全員の視線の先には、一枚のA３用紙。
「Aちゃん？ ほんまに？ Aちゃんなん？！」
入ってきた私たちを見るや否や、大橋さんが間髪入れずに、目を輝かせて私の方へ駆け足で来た。心なしか、瞳が潤んでいるように見える。
あまりにも嬉しかったのか、私の両手を握って、ブンブン上下に振った。
「大橋くん、やめましょ」
と、小島。
口角は上がっているものの、目は笑っていない。
「ごめんごめん」とヘラヘラと謝る大橋さんを、真っ暗な瞳で見つめている。
「皆さん、何をされていたんですか」
「これ見たらわかる」
大橋さんの誘導通り、みんなが集っている場所に行けば、さっきからチラチラ見えていたA3用紙があった。
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とあ(プロフ) - ぽん酢さん» そんな風に言ってくださって嬉しいです！ 頑張って続き書きますね！ (2020年8月31日 18時) (
レス) id: 697481dbf3 (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - すずさん» ありがとうございます！ 頑張りますね！ (2020年8月31日 18時) (レス) id: 697481dbf3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん酢(プロフ) - 更新ありがとうございます！このお話1番ハマっていて今日もまた1から読み返しちゃいました…(笑)星何回も押したいくらいです！お時間がある時また更新お待ちしてます(^^) (2020年8月30日 16時) (レス) id: 954d7c587f (このIDを非表示/違反報告)
すず - この作品いつも読ませて頂いてます！ホントに面白くて大好きです。無理のないように更新待ってます！頑張ってください！ (2020年8月16日 17時) (レス) id: 9182a87b37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - とあさん» お返事ありがとうございます！楽しみにしています！ (2020年7月23日 22時) (レス) id: 1ca1725196 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とあ | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/Yoshikosan0313
作成日時：2020年7月5日 18時
