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小島side
壮絶な話を聞いた気がする。
ますますAも気合が入るだろうな。
「そういや小島、お前西畑のこと西畑くん、って敬ってんのマジでウケるわ」
さっきまで深刻な顔をしていたリチャくんがそう言って笑うから、安心した。
辛い想いをしたのは悲しいけど、それに向き合うのは大事だと思う。
「小島、聞いてへんやろ」
Aに言われてハッとした。
またや、おれ。自分の世界に入り込んでもた。
「え、なんすかなんすか」
「…たく、小島らしい」
なんかしらんけど俺、笑われてるわ。
聞いてみたら、俺が犯人のことを西畑くんって呼んでるんがおかしかったらしい。
いくら犯人やとはいえ年上を呼び捨てってのはアレやなーって思って君付けしたけど、周りはどうやらそれが不思議やったと。
不思議なんは昔からやし。
そういえば、あいつ元気かな。
変わった性格やった俺は、学生時代、
友達はできても親友はできひんかった。
でも、あいつは、大晴は、初めて俺を大事やと言ってくれた。
ずっと一緒に笑い合ってたいと思ってたけど、この世界は残酷や。
俺は結局大晴から見たら、Sやのに家族に育てられた幸せ者。
大晴は俺から離れて、いつからか犯罪に手を染めるようになった。
でも、俺は大晴を見捨てたくなくて、刑事になった。
「こじま、こじま、ちょっと、こじま！」
「はい！」
気づけばAに肩を揺すられてた。
また世界観に浸ってしもたなぁ。
「小島、大橋さんがもうそこまで来てるって！」
大橋くん？
今日も体調不良で休みやったはず。
元気になったんかな。
「それと、小島に出動命令。藤原さんから」
「俺？」
まだリチャくんの話の余韻が残ってるから、頭が上手くまわらへん。
「とにかく、大橋さんと一緒に行ってきて」
「え？ うん？」
なんか分からへんけど、大橋くんと現場に向かうことになった。
なんで俺なんかイマイチ分からへんけど。
ていうか、俺がA以外と捜査なんか初めてちゃうか？
どーゆー意図なんやろ……？
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ぽてと(プロフ) - ゆゆさん» コメントありがとうございます！ そう言っていただけて嬉しいです！ 出来る限りペース上げていきますね！ (2020年6月22日 19時) (
レス) id: 697481dbf3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 初めまして！こちらの物語が好きで更新されるとすぐ見てしまいます(^^)ただ1話ずつの更新なのでお忙しい中申し訳ないのですが、更新を待ってる時に気になってしょうがないので更新数を増やして欲しいです（ ; ; ）無理を言ってしまってすみません…… (2020年6月21日 22時) (レス) id: 1ca1725196 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とあ | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/Yoshikosan0313
作成日時：2020年5月30日 18時
