とある雪柱の日常【鬼滅の刃】 (ページ11)

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準備運動と森と：零ページ11

A「わぁぁ～♪超美味しそう♪いっただっきま～す！……美味しい♪」

ほっぺに手を当てる。ほっぺたがおちるとはまさにこの事だ。
朝ごはんを皆で机を囲んで食べる。

ア「喜んでもらえてよかった♪」
し「Aは、この後どうするの？」
A「う～ん、そうだな…」
カ「A姉さん、用事ないんだったら今日も泊まって私の稽古つけてくれない？」

そんなキラキラした目で見られたら…断れないよ♪

A「カナエ、カナヲと訓練場？借りるね♪」
し「私とも後で手合わせしてね」
カ「後で私の部屋に来て、A」
A「？いいけど…」

今まで蝶屋敷に何回か来たことあるけど、カナエの部屋は行ったことないな…なんだろ。

A「ふぅ～。ごちそうさま！美味しかった♪」
ア「ありがとう！」

私は食器のかたずけをした後、玄関へ向かう。

な「？どこか行くの？」
き「しのぶ様達と稽古するんじゃ…」

すみがうんうんと首を振る。

A「手合わせの前に準備運動しようと思って」
カ「準備運動って…Aどこに行く気？」
A「ここの道をずっと行くと、めっちゃ木が生えてる暗い森があるんだけど、そこは夜みたいに暗いの。立派に生えた木が太陽の光をさえぎってね、鬼がいるの。だから、鬼退治のついでに準備運動しようと思って。」
し「昼ご飯までには帰って来てね」
A「いってきま～す」

鬼「くぅ～。こんな鬼殺隊が来るなんて聞いてねぇ！」
A「だって言ってないもん。」

凄いよここ。もう、かれこれ休憩なしに十ぴきくらい鬼斬ってるよ。

A「まさかこんなにいたとは…」
鬼「ふはははは。ここに来たのが運のつき。私に喰われな！」

後ろから声をかけられる。

A「っ。」

さっと鬼から距離をとる。…にしてもずいぶん強気の鬼だな。…私は鬼の目を見て、鬼が強気の理由を理解した。

鬼「驚くのも無理はないでしょ。だってただの鬼殺隊が十二鬼月に会うなんて初めてでしょうから。」

鬼の目には『下肆』と刻まれていた。