僕の彼女がドMになってくれない件2【五条悟】【呪術廻戦】

出発する時も、一悶着ありました ページ43

そして翌日。


早朝、3:00。






『…な゛んっで、…ん゛んっ!! …なんでこんな事に』

「…声、ガラッガラだな」

『いや、寝起ぎ、なん゛っで』

「昨日朝早いって言ったはずなんだけどなー俺」

『だがらっ…んんんっ!! んんっ!…こんなに早い時間とは聞いてないわ!! 何が早朝よまだ深夜でしょこの時間帯はさぁ!?』

「あーあーあー何も聞こえませーん。というか深夜って思ってんならもっと声抑えろよバカ」

『……』




合同任務一日目。


何とか昨日のうちに夜蛾先生に任務の詳細を聞いた私は、その後すぐに任務の準備を整え、




『まぁ夜蛾先生明日の五時くらいに高専入口のとこに集まれって言ってたし、四時くらいに起きるか』




と、任務に持っていく荷物の最終チェックをしつつ、ベッドの傍に置いてある時計型アラームを4:00にセットして床に就いたのだが…





「おい起きろA!! 寝坊だぞ寝坊!!」

『…んぁ、ごじょ…? …いや夢か…おやすみぃ……』

「いや夢じゃねーよ起きろよ!!」

『んぅ…夢の中でも五条はうるさいなぁ……』

「………」

『んごォあぁッつつ?!!!』






深夜二時半くらいだっただろうか。

何故かぷりぷり怒りながら私の部屋に入ってきた五条(多分高専寮のマスターキーぱくってきたんだと思う)は、すやすや眠っていた私を文字通り叩き起こしてきた。


しかも、その衝撃でベットから転げ落ちた私は床に顔面を思いっきりぶつけ。朝…いや、深夜っぱらから五条とギャーギャー口喧嘩をする羽目になった。


いや、声の音量は最小限に抑えたけどね? …その時は。






『なんでこんな事に…』

「あ? そりゃ補助監督が引率しなくなったからだろ」

『…は? 島根まで私たち二人で行けってこと!?』

「そゆこと。…あ、ちなみに島根まではお前の術式で飛んでけだって」

『…は?』

「だから、島根まではお前の術式で飛んでけだって」

『ふっっっざけんなよ!!!!』

「どうどう」





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【補足】 Aの術式について


術式名 流操(りゅうそう)術式

術式効果 ありとあらゆる流れを操る


・流れに関して、空気や時の流れなど、流れを持つものはだいたい操れる。その反面、扱いにくい。

・反転術式会得済み。自分及び他人の治癒も可能。

・高専入学時点で一級。

・領域展開は高専時代では会得していないが、日本国内であれば瞬間移動できるポテンシャルは持っている

・体術に関しては五条の少し下くらいの技術量(伝われ)

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