仄かに灯る、君の ページ38
そうして煽り合い…という名のちょっとしたプチ喧嘩が終わり。
その後は意気揚々と四人でカラオケに行った。(一人はギャーギャー騒いでたけど無視無視)
定番のj-popからバラード、更には洋楽まで幅広いジャンルの歌を歌い、私は硝子とデュエットを組んで歌った。
いやぁ…それにしても硝子歌上手くてさ。結果90点越え連発。
まぁ私も音痴ってわけではないからなんとかビブラートとかきかせてついていった。
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『あ〜楽しかったぁー! それにしても硝子歌上手すぎ』
「ありがと。Aも中々だったじゃん…あ、あと夏油、ゴチになりま〜す」
『あ、そうそう! ゴチになります!』
「まぁカラオケ代くらいどうってことないさ…それにしても悟? 機嫌はどうだい?」
「…だいぶよくなった」
「そうかい。…ま、その理由はお察しだけど」
「っはぁ!? ちっげーし!! 別に歌上手いくらいでどうこうなんねーし俺!!」
「はいはいそういう事にしてあげるよ。…今は」
「てめっ、っ、…あーはいはいもうこの話は終わりだ終わり!!」
高専までの帰り道、興奮冷めやらぬまま店を出てきて数分した頃、なにやら男性陣が気になる話をしていた。
どうこうなんねーし…か。なんか気になるなこの言葉の意味…。
『…五条って歌上手い人好きなの?』
「は?」
『あ、いや、なんとなくそう思っただけ』
失態。思ったことが口から出てしまった。
まぁでもこのくらい別にどうってことないか。
そう思いつつ五条の方をチラリと見ると、居心地が悪そうに頬をかいて彼は口を開いた。
「…いや、歌上手いのは下手よりかはましだろ。でもそーゆー事じゃなくて、そう、ギャップ萌………。」
『ん? 最後なんて?』
「っなんでもねぇ!!」
『???』
なんで?
なんでこの人急に怒ったの?
なんか私怒らせるようなこと言ったっけ?
『…(分からん、五条悟……)』
「まぁ気にしなくていいんじゃないA。こいつ意外と謎キャラだから」
『そっか? ……そうか』
謎キャラ……言われてみれば確かに。
でも、せっかくの同級生になったんだし。ちょっとくらいは五条の事も知りたいな。
御三家の人っていう点からまず興味あるし。
もっと知って、もっと仲良く…とまではいかないかもしれないけど、信頼関係くらいは築ければいいな。
まぁそれは硝子も夏油も一緒なんだけど。
そうして、春の空気をたっぷり吸い込んだ夜風が頬を撫でていった。
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すば(プロフ) - じんさん» ありがとうございます！なるほど今度は逆の話を…分かりました！ (2022年12月15日 6時) (
レス) id: 2bcfe49558 (このIDを非表示/違反報告)
じん - めっちゃおもしろいですね！ごじょるかわよ…リクなんですけど夢主ちゃんがごじょるに嫉妬させる話が見たいです! 更新頑張ってください (2022年12月13日 22時) (レス) id: ec10f53835 (このIDを非表示/違反報告)
すば(プロフ) - えむさん» いいえー! コメントは正直いくら来てもらっても作者が嬉しくなるだけなんで気になさらないで下さい(笑)お風呂会ってやっぱりどうしてもエｒ((殴 (2022年9月22日 21時) (レス) id: c04b45e832 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - 何度もコメントすみません!!ちょっと…お風呂会がヤバいぐらいにふぉぉぉお!!ってなっちゃって笑 ああいう桃色の一歩手前みたいなの最高です…本当に…!! (2022年9月22日 4時) (レス) @page12 id: 65817b43a5 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - すばさん» ありがとうございます!! ドМなんで楽しみにしてますね笑 (2022年9月21日 2時) (レス) id: 81fdab6c82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すば x他1人 | 作成日時：2022年9月17日 19時
