白鳥沢の2年マネちゃん (ページ5)

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・あの子ページ5

練習が始まってから気になっていたことを傍に立っていた瀬見さんに聞いてみた

『あの、瀬見さん。今日五色くんは？』

瀬見「あー、五色なら風邪で寝込んでる」

五色くんが…めずらしい

いつもなら休憩の度にプレーはどうだったとかエースになるだとか話しかけてくれるから

白布「馬鹿は風邪引かないって言うのにな」

『あはは…』

天童「そーんなこと言って〜！賢二郎だって寂しい癖に〜！！」

白布「またわけわかんないことを…」

さらっと毒を吐く白布くん
綺麗な顔してるのに結構ツンツンしてるんだよね

でも優しい
さりげなく気遣ってくれたり手伝ってくれたりするから学年でも人気だ

天童「工は桜井ちゃんに懐いてるもんネ〜！

というか鍛治くんにも気に入られてるんだからほんと何者っ？！！」

牛島「桜井はそれほど価値のある人間だ。もちろん俺もお前を認めている」

『あ、ありがとうございます…？』

牛島さんは凄い事を面と向かって言うから何だか照れるな
それも本気で。

ｶﾞﾗｯ＿

鷲匠「…ん？桜井も居たのか。」

『お邪魔してます！そろそろお暇しようかと、』

あまり長居し過ぎるのも迷惑だし…

鷲匠「いや、いい。お前にも聞かせたい話がある、おい集合！」

『？』

鷲匠先生が少し大きめの声で呼びかけてサッと皆が半円状になる

ちなみに私は円の1番端に。

何の話なんだろう…私にも聞かせたいって…。