白鳥沢の2年マネちゃん (ページ2)

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・勧誘ページ2

放課後。
誰もが待ち遠しく思っている時間、部活や勉強、遊びと色んなことに費やしている

でも私とっては疲れる時間だ

『…はぁ』

牛島「何故溜め息をついている」

頭の上で声がしてその方向を見る

ほんと1年の頃から飽きずによく来るよね…

『…牛島さん、今日も来たんですね』

牛島「ああ。お前が承諾してくれるまで何回でも来よう」

『あはは、そうですかー』

大真面目な顔でまっすぐ目を見てそう言う先輩

天童「わっかとしくーん！！今日はどうだったー？？」

また別の声がしてヒョコっと牛島さんの後ろから赤い髪が現れた

『天童さんも来たんですね』

天童「ウン！だって若利くんがこんなに熱心にお誘いに行くなんて気になるじゃーん！！」

ニヤニヤと面白そうに私と牛島さんを交互に見物している

天童「で、どーだったの？」

牛島「これから聞くところだ。

桜井朱莉、男子バレー部マネージャーになってくれないだろうか？」

この何回、何百回も聞いてきた質問。
私はこれを断り続けてる

だって私には全国大会出場常連の白鳥沢のマネージメントなんて務まらないと思ったから

バレーは好き。
でも、マネージャーを引き受けるという事はそれ相応の責任と覚悟がいる

強豪校となれば尚更。

『……すみませんが、お断りします。』

牛島「そうか。」

天童「え〜！残念！」

断ってもさほど表情が変わらない
多分私が断り続けてるから慣れてきたのかも

こうして毎回断っても放課後毎日私の教室にやって来ては勧誘してくれる