先輩からの相談�� ページ13
、
星川サラside
星「…ママ？w」
梓「う゛ー…」
急にディスコで呼び出されて誰だよと思いながら見たらA先輩で出たらこれだ。
星「どうしたんですかほんと…w」
梓「………ぃゃ…」
そんな小さな声から数秒、聞こえた言葉は爆弾発言過ぎた。
梓「ゅ、ゆめおさんと…夏祭り、行く事になりました……！」
星「…………え゛っっっ？！？！？！？！」
梓「うるさ…w」
星「待って！A先輩から誘った、んですか？」
梓「なんか、声に出てて…その場の成り行きで、行く事になりました」
もごもごと少し恥ずかしそうに話すママの言葉に耳を疑う。
あんなにアタック出来ないって言って何も出来なかったママがパパを誘うなんて本当に驚いた。
星「えぇ〜〜〜っ！！おめでとう！デートじゃん！！！」
梓「う、意識しちゃうからやめてよ〜…」
星「え、でも何で誘ったの？」
そう聞くとまたまた黙ってこう言った。
梓「……ちょうど私の初めてのライブと、ゆめおさんの3Dお披露目の真ん中……って思ってなんか気持ち悪いんだけどその時に、こ、くはく出来たらなぁって…」
星「いいじゃん！！記念日2つだね〜！A先輩そういうの気にしないと思ってたんだけど可愛らしい所あるんですね！」
梓「…ただ、直接言おうとすると泣く気がするんだよねぇ……」
星「緊張して泣いちゃうの？それくらい想ってるって事じゃん？」
梓「…私学生時に部活の先輩が引退するから言葉をまとめてい読もうとしたら喉につっかえちゃって言えないほど重症だけどどうすれば良い？」
星「…それが告白も入るなら」
梓「新しくやる事だからバリバリ」
Oh………。
星「なら手紙渡せば？思ってる事全部書いて渡す、なんてどう？」
梓「…そっか！！その手があった！！！」
と、元気に通話越しから喜ぶ声が聞こえる。
考え過ぎてバカにでもなったのだろうか。
梓「全然聞こえてますけれども」
星「嘘だ！」
梓「ほんと、先輩貶すのも大概にしなよ〜」
星「すみません…」
梓「ははw、気にしてないから平気。でもありがとう、助かった」
そう安心し切った様な声が聞こえて星川も嬉しくなった。
…そうじゃん！！
星「ママ！夏祭りに着てく浴衣ある？！」
梓「へ？いや、無い…てかいる？」
星「デートだし告白の手紙持ってくんでしょ！！全力で可愛くしなきゃダメ！！！」
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作者名：切見四季 | 作成日時：2024年1月27日 23時
