07 男子も女子も同じ人間だろ？ ページ10
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「しっかしよー、お前ってほんとに女子なのか？」
「おいなにが言いたいんだもぎもぎ」
「峰田だ！！！！」
「わりぃ」
まあ、もぎも…峰田くんの言いたいことは分かんなくもねーけどな。俺こんなんだし。
「だってよー、喋り方とか、もう男子だろ」
「そこまで言うなら男子なんじゃねーか？」
「マジで！！？」
「さあな」
「お前俺をからかってるだろ！！！」と激昂する峰田くんそうだよその通りだよ面白いなコイツ
暫くからかってると拗ねたのかそっぽを向いてしまったあーおもしれーな何歳だよお前！！
そのままなのも可哀想なのでどうしたら機嫌が治るのかを考える。
…どうすっかな、
つーかあれだよな。男子か女子かハッキリしろや！！！ってことなんだよな。これ。
よし、
「…脱ごうか？」
その瞬間、勢いよく振り返り「ぜ、」と言いかけた峰田くんは物凄い勢いで梅雨ちゃんに教室の後ろへぶっとばされた。梅雨ちゃんすげー。
「お、おい、A、それはちょっと女子としてどうかと思うぞ？」
「なんで？いーじゃねーか別に減るもんじゃないし」
「減る！！確実に何かが減るわ！！！」
「騒々しいぞクソ髪」
「なんで俺だけ！！？！？」
「A発想がおかしいぞ」
「そんなことねーよー」
「いやなんで照れてんだよ」
いや、おかしいなんて…あ、割と言われたことあるわ。
「Aちゃん！ダメだよ脱いじゃ！」
「うん分かった脱がないよー！！」
「お前ほんとに女子に弱いのな」
「まあな！かわいいは正義だ！！！」
「つーわけで、わりーな峰田くん。脱がねーわ」と教室の後ろに向かって言ったが返事はなかった。峰田くんは天に召されたらしい。アーメン。
「勝手に殺すなっ！！！！！」
「わりぃ」
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作者名：かまぼこ96% | 作成日時：2016年5月26日 17時
