拝啓、1番強くて1番弱い君へ。【爆豪勝己】 (ページ9)

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06 なんかビミョーな個性だよねページ9

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俺を離した後爆豪くんは無言でどっかへ行ってしまったなんだなんだ授業はどうすんだ。

「爆豪くんって、いっつもあんな感じなの？」

「う、うん…そーなんだよね…」

ふーん、へー、ほー、

「ねえもしかしてみんな俺にビビってたのって爆豪くんに似てるから？」

「お、おう…見た目だけかと思ったらいろいろ一緒だし、もしかしたら性格も…と思って」

「えへへ、ビビってしもた」

お…お茶子ちゃん…！
天使か！？天使や！！

「大丈夫！俺女子には乱暴しねーから！！！」

「あれ？俺たちの身の安全は！？」

「アハハハハナンノコトデスカー？」

「おい」

なんだようるせーなクソ髪が
かわいいは正義なんだよ！！！

と、その時梅雨ちゃんが「あれ？」と声を上げた

「話戻っちゃうけど、Aちゃんの個性も爆破なんじゃないの？」

「どうして爆豪ちゃんの個性にびっくりしてたの？」と言う梅雨ちゃん。よく気がついたね！！！

俺の個性は生物以外見たものを爆発させることが出来る。
だから視界に入るものは取り敢えずなんでも爆発物になるわけだ。

もしも手を爆発させるときは、手の表面の汚れなどを爆発させることになるんだろうきっと。やってみたことないけど。痛そうだし。

そう、だからこんなことが出来るの、と指を鳴らして空気中のホコリを小さな花火のように爆発させれば女子陣から上がる「わー！！かわいい！！」の声。うん。いつ聞いても女子の声は華やかでいい！！！調子に乗ってハート型とかに爆発させてしまった！！！

みんなかわいい！！！

「後は、武器を作れるかなー…」

そう言って左腕で作った短剣を引っこ抜く、
と男子から「おおっ！」の声。

「武器以外は作れないんですの？」

そう聞いてきたのは百ちゃん、
そういえば、さっきの自己紹介で個性は創造だって言ってたっけ？ちょっと似てるよね…

「うん、そーなの」

試しにシャーペンを作ってみる
左腕から出てきたそれはやはり見合わない重さをしていて、

「作れてんじゃねーか」

「見た目そう思うじゃん、でもさー…」

シャーペンにしては変なところについている切れ目から引っ張れば、出てきたのは鈍く光る刃

「仕込み刀…！」

「そうそう！なんでも武器になっちゃうんだよねー！！」

「だから百ちゃんの個性が羨ましいよー」と言えば少しだけ照れる百ちゃんきゃわいい。