拝啓、1番強くて1番弱い君へ。【爆豪勝己】 (ページ8)

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05 鏡かと思った割るところだったページ8

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「てめェ…さっきから黙って聞いてりゃ人の真似ばっかしやがって…！！！」

爆発した後凄い勢いで胸ぐらを掴まれ怒鳴られる。
は？え？なに？え？こわい
情緒不安定か

「は？真似？訳わかんねーこと言ってんじゃねー」

「ふざけんな！！！！！」

「こんなの理不尽だ！！！！」

なんで見ず知らずのアンタに突然怒鳴られなきゃいけないんだ！！！…あれ、でもなんか顔は見たことある感じがする…

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って！あれ！！？！？俺の顔じゃね！！？！？！？

向こうも同じことを考えたらしく胸ぐらを掴んだまま固まってしまったおい離せや。

うん。シュール。

「ま、まあまあばくごう落ち着けって、」

「「落ち着いとるわクソ髪が」」

「マジかよ…ボキャブラリーまで一緒とか…」

「なんかダメージ2倍だわ…」

「お、おお…ごめんごめんつい…」

「てめェいいかげんにしろよ真似してんじゃねー」

「あ？誰が真似してるっつったんだよお前のそのお耳はお飾りですかー？」

「あ"あ！？」

ってか、この人もばくごうなのか？

「お名前は？」

「…爆豪、勝己」

「誕生日は？」

「4月20日」

「血液型」

「A」

お、おおおお、
マジでか…モロ被ってんだけど…

「もしかして実は女だったりして、」

「ケンカ売ってんのか！！？！？」

「売ってるよ大安売りだよ」

「Aさんダメだよ…かっちゃんも落ち着いて…」

「うるせぇ指図すんじゃねー！！！！！」

そう言って爆豪くんは俺を掴んでいない方の手を爆発させる。おお。

「手が爆発してる！！！すげぇ！！！なんで！？なんで爆発すんの？」

「…あ？」

取り敢えず爆豪くんの手を触ってみる。おお、皮膚硬ぇ、でけぇ、おお、すげぇー

手の平を人差し指でなぞってみると、甘い香りのするそれが私の指に触れた

「あれか、ニトロ的なあれか、ふーん、すげぇー」

すると光の速さで俺を離す爆豪くん。
「ぐぇっ」と変な声を出して机に落下した俺を見て「…女子じゃねー」と言った切島くんを取り敢えず軽く叩くうるせークソ髪黙ってろ