拝啓、1番強くて1番弱い君へ。【爆豪勝己】 (ページ7)

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04 笑顔が素敵ですね天使になりませんかページ7

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「あ、あの！ば、爆業、さん…？」

「呼びにくかったらAでいいよー」

「う、うん、じゃあA、さん…は、オールマイト好き、なの？」

「なんでー？」

「い、いや、この絆創膏、結構人気で、あまり売ってないから…」

え！！？！？そーなの！？
普通に家の近くの薬局に売ってたけど…田舎だからかな…田舎パワーすげぇー…

「弟がね、オールマイト！！！って訳じゃないんだけど、ヒーローが好きなんだよね！だからオールマイトだけじゃなくていろいろ持ってるよ！」

「見る？」と言って緑谷くんの机の上に持っていた絆創膏をバラバラと広げる。と、目をキラキラとさせながらそれを見つめる緑谷くん。とそれを遠巻きに眺める1年A組の皆さん。なんで？

俺やっぱ人相悪いのかなー…？
それとも眼帯の所為でビビられてる？

緑谷くんはそんな俺に構わずに絆創膏を見ながらブツブツなにかを言っている。うんちょっと怖い。

「…いる？」

「えええ！！？！？いいの！！？！？！！？…いや、で、でも、」

「家に帰ったらいっぱいあるしいーよー！好きなだけ持って行きなさい！！」

「あ、ありがとう…！！！」

天使か！！！！！

緑谷くんは遠慮がちに2、3枚絆創膏を選んでニヘラッと笑っただからお前天使かって、

久しぶりに弟以外で可愛げのある男の子に出会った俺は直視できずに視線をずらして「おう！」と言ううわあああ眩しい眩しい笑顔が眩しい！！！

きっとこの子はおばちゃんキラーだな！！！

すると他の人も徐々に警戒を解いたのか周りにわらわらと集まってきたおおおおちょっと人が多いなぁ

そっからなんか自己紹介合戦みたいになって、質問大会みたいになったうーんみんなええ人やー！

で、１つ質問に答えるたびにみんな神妙な顔をして俺の前の人の方を見るのは何故なんだ？そいつがボスなのか？

で、ついにきたわけですよ、その質問が。

「はーい！」と手を上げたのはお茶子ちゃん(めっちゃくちゃかわいい)で、

「Aちゃんの個性はなんですかー！」

「個性？俺の個性は爆破だ！」

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その瞬間、

前の席の奴が爆発した。