PとJK。《黒》 (ページ8)

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Story. ページ8

入る音がしたので見渡すと、そこには蓮くんがたっていた。

蓮｢お前、なんで自分が怪我するようなことを｣

その口調は、少し怒り気味だった。

『だって私、蓮くんが好きだから。蓮くんを守りたい、って思って、だから…』

その瞬間、なにか体が暖かく感じた。

あれ、私蓮くんにハグされてる？

蓮｢もう少しこのままでいさせて。ねえAちゃん、結婚しよっか。｣

『いまなんて、？』

蓮｢だから、結婚しよって｣

『いやなんで、？！しかも私、高校生だよ？！』

蓮｢俺は、Aちゃんが好き。だけど、警察官である以上、女子高生と付き合ったりすることはできない。でも、その変わり、ずっと一緒に入れる方法がある。｣

『だから、結婚？』

欲をいうなら、ずっとこれからも蓮くんといたい。

蓮｢Aちゃんが、嫌だったら断ってくれてもいい。返事も、嫌ならしなくてもいいから、2日後の昼、海の近くで待ってる。じゃあ、また明日来るね。｣

『待って、！！2日、ちゃんと考える、！』

蓮くんの帰り際に、いま自分が思っている精一杯の気持ちを伝えた、。

蓮｢うん、待ってる｣

そういって蓮くんは帰っていった。

蓮くんが居なくなった1人の病室は、広く感じて、寂しかった。