PとJK。《黒》 (ページ5)

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Story. ページ5

蓮｢Aちゃんはさ、彼氏とかいるの？｣

『いないよ、彼氏いない歴＝年齢だもん』

『蓮くんは？いないの？』

蓮｢いないよ、今1人｣

そこに安心した自分がいる。

蓮｢この街には、ずっと住んでるの？｣

『うん！産まれてから16年間ずっと！』

蓮｢へぇー、ってえ？16年間？｣

気づいた時には、もう後戻りは出来ないと思った。

『あ、えっと、今日実は、人数合わせで合コン呼ばれてて、そーいうのじゃないから！』

蓮｢酒飲んでないよな？タバコも吸ってないよね｣

突然でた彼の声は、さっきとは全然違う、とてつもなく低くて冷たい声だった。

『はい。。』

蓮｢ﾁｯ｡早く帰れ。｣

『すいませんでしたごめんなさい！！』

そういって私は、人通りの少ない夜の道に駆け抜けていった。