第15話 ページ20
それからあっという間に時が過ぎ、約束していた土曜日になった。
大学2年生になってからはジェシーが好きそうなちょっと大人っぽい服かスポーティーな服を着ていたけど、今日は昨日買った清楚な女子大生っぽい服にした。
普段と違いすぎてなんか言われそうだなと思ったけど、気にしたら負けだと自分に言い聞かせる。
ジェシーのことだし、似合わないとは言わないだろう……優吾だったら言いそうだけど。
メイクもいつもより上品かつ可愛く見えるように工夫し、何とか形だけは清楚になった気がする。
いつもの通学方法で大学の最寄りの駅に着くと、休日だからか人が平日の3割ほどしか居なかった。
待ち合わせより15分ほど早く来てしまい、暇を持て余し携帯電話を見ていると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
｢あれ、Aさん？｣
携帯電話から目を離すと、そこには松村くん──と樹さんがいた。
｢お、Aちゃん！ 前会った時と服装のテイスト全然違う。どうしたの？｣
｢お前馴れ馴れしくちゃん付けするな｣
｢いいじゃん。北斗も同じようにちゃん付けで呼びなよ｣
松村くんと樹さんが2人でやいやい言い合っていると、後ろから手を振りながら慎太郎くんが走ってくるのが見えた。
｢お待たせ〜ってAちゃん！ 今日はどうしたの？ もしかして俺らと一緒できょものミュージカル観に行く感じ？｣
『きょものミュージカル』という聞いたことのない単語に首を傾げると、松村くんが横から京本大我のミュージカルのことだと教えてくれた。
｢あ〜、京本様のことか。そうそう私もジェシーと待ち合わせして行こうとしてたんだけど、ジェシーはまだ来てないみたい｣
そう言うと樹さんは驚いた顔をする。
｢あっ、そうなの？ 俺らもジェシーと……あと�眞呂醗貊錣帽圓�約束してたんだよね｣
樹さんの発言を聞き、他の2人も私が来ることは知らなかったと言いたげな顔をする。
｢え……じゃあ私飛び入り参加になってない？ ちょっとジェシーに連絡してみる｣
さすがに男子の集まりに女子、しかもメンバーの彼女が入るのは申し訳ない……！
そしてこんなイケメンたちに囲まれていたら確実に誰かに刺される。それが自意識過剰だとしても。
私は仕舞った携帯電話を取り出し、急いでジェシーに電話をかけた。
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ジョニー(プロフ) - chikaさん» なるほど行間ですね！ 普段あまり意識しない部分でした。直せそうな話は直してみます！ アドバイスありがとうございます(^^) (2019年6月26日 21時) (
レス) id: 379a52cc0f (このIDを非表示/違反報告)
chika(プロフ) - 初コメです。もう少し行間開空けて描いていただけると読みやすいかなぁと感じました。 (2019年6月26日 18時) (レス) id: 2276e0e641 (このIDを非表示/違反報告)
ジョニー(プロフ) - みみゅさん» コメントありがとうございます……！！ まだまだ全然進んでいなくてすみません(; ;) これから書きたいことは沢山あるので頑張ります！ (2019年6月21日 1時) (レス) id: 379a52cc0f (このIDを非表示/違反報告)
みみゅ(プロフ) - はじめまして！コメント失礼致します。まだ3話ですが、とても楽しく読ませていただいています(*^ｰ^)これからの展開がどうなるのか…更新楽しみにしています！ (2019年6月20日 17時) (レス) id: f33adbde5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジョニー | 作成日時：2019年6月20日 0時
