第12話 ページ17
｢A、さっき北斗と何の話してたの？｣
松村くんと樹さんと別れた後、私たちも遅めのお昼を食べることになった。
2人でカフェに向かう途中、突然ジェシーが立ち止まり先程の言葉を放つ。
｢何って、中学の頃の話だよ？｣
立ち止まったジェシーに顔を向けずに足を進めながら返すと、何故か焦った声が返ってくる。
｢どんな話？ だってAは北斗のこと覚えてないのに。ねえA、話してた内容全部教えて｣
先程の真剣な表情と言い、今日のジェシーはなんだか変だ。
｢本当にどうしたのジェシー。どうやって松村くんと出会ったか話してただけだよ？｣
体調とか色々悪くなったのか心配になり、できるだけ優しい声で返事をすると、突然ズンっと左肩に重みを感じた。
横目で左肩を見ると、ジェシーの頭が置いてある。
｢はぁ……だから学校でくっつくのは──｣
｢お願い、お願いだからこれ以上北斗を好きにならないで……｣
なんで急にそんなことを？ というか松村くんとはただのサークル仲間だけど。
理由を聞こうとしたが、お願いと何度も消え入りそうな言葉を呟くジェシーを見てしまうと、何となく理由が聞にくい。
私は左肩に置かれた彼の頭をそっと撫でる。
幸い3限の途中ということもあり、周りには人がいない。
｢2人で話してるだけで好きになりません。私のことそんなに信用ないかな｣
ジェシーは肩の上で頭をブンブン振る。
｢違う！ 俺は北斗とコーチみたいに中学一緒じゃないし、北斗みたいにAと共通の趣味ないじゃん。本当は俺じゃなくて北斗と付き合った方がいいのかなって思ったら急に不安になった｣
｢そんなこと気にしてたの？ …………大丈夫。私の彼氏は後にも先にもジェシーだけだから｣
｢本当に？ 北斗じゃなくて大丈夫？ 俺も本読む？｣
早口で喋るジェシーについ吹き出すと、｢今笑ったでしょ！｣という声が聞こえ左肩の重みが消える。
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ジョニー(プロフ) - chikaさん» なるほど行間ですね！ 普段あまり意識しない部分でした。直せそうな話は直してみます！ アドバイスありがとうございます(^^) (2019年6月26日 21時) (
レス) id: 379a52cc0f (このIDを非表示/違反報告)
chika(プロフ) - 初コメです。もう少し行間開空けて描いていただけると読みやすいかなぁと感じました。 (2019年6月26日 18時) (レス) id: 2276e0e641 (このIDを非表示/違反報告)
ジョニー(プロフ) - みみゅさん» コメントありがとうございます……！！ まだまだ全然進んでいなくてすみません(; ;) これから書きたいことは沢山あるので頑張ります！ (2019年6月21日 1時) (レス) id: 379a52cc0f (このIDを非表示/違反報告)
みみゅ(プロフ) - はじめまして！コメント失礼致します。まだ3話ですが、とても楽しく読ませていただいています(*^ｰ^)これからの展開がどうなるのか…更新楽しみにしています！ (2019年6月20日 17時) (レス) id: f33adbde5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジョニー | 作成日時：2019年6月20日 0時
