オハラに到着、そして過去。 ページ48
数十分後
俺たちは西の海聖地オハラに…正確にはオハラが"あった"場所の上空にたどり着いた。
島は500年前くらいに俺が見た時よりも小さく、瓦礫やら植物が焼け焦げ、それらはバスターコールの威力を物語っていた。
ゆっくりと下降し、島に着地し、ロビンを下ろして俺も普通の姿に戻る
ロビンは歩き出し、島全体を見回した。
ロビン「お母さん…サウロ…」
焼け焦げた瓦礫に向かって、ポツリと呟く。
その背中は、どこか悲しそうに思えた。
ざぁっ、と風が吹く。
暫くしてロビンが話し始めた。
ロビン「私、8歳のあの日…バスターコールがかけられた時、初めてお母さんに会ったの
…」
『うん。』
ロビン「嬉しかった…抱きしめてもらった時のお母さんの温もり…生きてて欲しかった。」
『……』
話しながら、ロビンの頬につぅ、っと涙が流れる。
ロビン「もう、辛いの。生きていることが。
政府に追われて、命を狙われて。
裏切りと迫害の日々。」
『………!?』
ロビン「私は、ただ、歴史が知りたいだけなの。本当に、ただそれだけ。
でも、もういいの。疲れたわ。だから、私…」
そう言いかけた時、俺はロビンに言った。
『死にたいのか??』
ロビン「……」
無言の肯定か。
はぁ、とため息をつく。
『あのなァ、そりゃあ故郷が焼かれて、政府に追われてさぞ辛いとは思うがな…』
ロビン「貴方に何が分かるというの?!」
ロビン目に涙を浮かべながら怒っていた。
どうしようもない感情を、俺にぶつけて。
ロビン「母を殺されて!助けてくれた友人も殺されて!故郷を失って人々から悪魔と言われて!貴方なんかに…貴方…なんかにッ…!!」
『…分かるさ、だって』
『俺も、故郷を政府に消されたからな。』
ロビンには、話してもいいだろう。
俺は、俺の過去を話し始めた。
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男蓮 - は?うまいやん?すげ (2021年9月8日 20時) (レス) id: 4c1fa166fb (このIDを非表示/違反報告)
桜坂小月夜(プロフ) - お初です!!蛇もコラソンも、ドフラミンゴもめっちゃうまいです!話も面白いし、貴方は神か?!!と思いました!コラソン結構好きなのでこの話で生き残って(?)くれてとてもよかったです!! (2020年4月21日 21時) (レス) id: 5a89b02b98 (このIDを非表示/違反報告)
煮物 - イラスト見た時うまっっ!?ってなりました。顔もメチャクチャ上手かったです! (2020年3月14日 18時) (レス) id: a01bcb1263 (このIDを非表示/違反報告)
nm(プロフ) - 顔文字があってもなくてもこれからも愛読させて頂きたいです!こんなんだしのくだらない意見で夜星詩様の描かかれる意欲が削がれなければ幸いです。これからも応援させてください!本当にこの作品大好きです。 (2018年12月1日 19時) (レス) id: 9de5e04be9 (このIDを非表示/違反報告)
nm(プロフ) - いえ!私としては、作者様は十分表現力があってとても想像しやすいし感情移入しやすくて大好きです。顔文字も夜星詩様の小説の書き方ですし……言った私がなんですが無理に減らさなくて大丈夫です!表現力ですごくて綺麗な小説なので、 (2018年12月1日 19時) (レス) id: 9de5e04be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜星詩 x他1人 | 作成日時:2018年5月4日 0時