Street Blues ４

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そんな返事が返ってきた。


当然、ヤスも一緒やて前提の答えに、
寂しいなるけど・・・


「ヤスが一緒やないと行けへんの？
なかなか弟離れ出来ひんねんな」


わざとからかうように言うたら、


「そんなんちゃうよ」


ちょこっとムキになって、返ってきた。



俺の気持ち、伝わってもうてるかな。


こんなにもAちゃんが好きやって・・・





Aちゃんの言う通り、

部屋の灯りは消えてて、
ヤスはおらんみたい。


「たあ、電車、なくなっちゃうからいいよ」


Aちゃん、地下鉄の中で、
何回もそう言うてたけど、


「女の子一人で帰せるわけないやん」


ちょっと強引に言うたら、
それきり、何も言えへんかった。



ヤスがおらん二人きりの部屋は初めて。


Aちゃんが真っ白いコート脱いでからというものの。

俺、めっちゃ緊張してるわ。


俺のコートも壁にかけてくれたけど、
Aちゃんも、ちょっとは意識してくれてんのか、
どことなくそわそわしてる。


「たあ、着替えてくるから。
ちょっと待ってて」


そう言うて、そそくさと自分の部屋に入って行ってもうた。


しばらくして戻って来たAちゃんは、
部屋着になってて。


めっちゃ可愛い。


「お風呂入るよね。
沸かしてくる。
その前にお茶やんな。
何か飲みたいものある？」


ばたばたして落ち着けへん。


「うん。何もいらんで？」


ここにおってくれたらええのに。


もう気持ちが溢れてまいそうや。



順番にお風呂に入って、

俺にはヤスの部屋着のスウェットを貸してくれたけど、この服、とにかくちっちゃい。


袖丈もズボンの丈も、
何もかもつんつるてんやねん。


しかも、女子が似合いそうな、
もこもこの素材やし。


辱めを受けてる気分や。

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