Street Blues (ページ33)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:453,882 hit

３３ページ33

上から見下ろされて、ついばむようにキスされて。

章大の男っぽい、
少しゴツってした手が、
私のニットの襟元にある。

緊張でおかしいなりそう。

もう一度、甘いキスしてくれて・・・

酔わされてるうちに、

いつの間にか、
章大のその手は、
ニットの裾に移動してた。

え？

どうやって？

あれ？

戸惑ってるうちに、

「・・・見して？」

ちょっと甘えたような声で聞かれた。

返事なんかしてないのに。

素早く中に着てるインナーごとたくしあげてくる。

昨日、帰り道にコンビニで買った、
あまりにも機能的なだけの可愛いくない、
真っ黒なブラ。

私、胸、ちっこいから。

変なとこにおっき目のホクロあるし。

お腹のおへその横。

それも恥ずかしい。

「嫌。やめて。
いいなんて言ってないやん」

私の焦った声と。

「めっちゃ可愛い・・・」

章大のため息が重なって聞こえた。

「可愛いくない。
胸、ちっちゃいし、
がっかりされるから嫌」

章大の手を剥がして、
ニットを下ろす。

泣きそう。

こんなに恥ずかしい事されたん、
初めてやもん。

女の子の友達の前でも、
裸になるとか無理な人やのに。

「・・・ごめん。
怒らんとって？
めっちゃ可愛いかった。
胸、ちょっと小ぶりかもやけど。
めっちゃ綺麗やった・・・
もっかい見たい」

ほんまに嬉しそうに言う章大を、
思わず突き飛ばして、
ベッドから起き上がって。

後ろ向いて、
自分の胸を両腕でかばう。

「その言い方、やらしい。
何人の女の人の裸見たん？
嫌。
今、お昼前やのに。
やらしい事して。
信じられへんもん」

すぐに、章大を困らせたくなる。

あんなん急にしてきて。

ほんまに怒ってるもん。

それに。

章大、優しいから、
ああやって言ってたけど、
ほんまはがっかりしてるんちゃうかなって・・・

「ごめんて。
許して？
好きやねんもん。
触りたいって、
見たいって、
思うやんか」