Street Blues (ページ23)

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俺の言葉にもう真っ赤っかなくせに、
ぷうってふくれた。

「章大、ずるいもん。
あんな事したくせに。
次の日から知らんぷりしてきて・・・」

「知らんぷりなんかしてないやろ？
お前が、朝起きたらおらんなってたから・・・
次の日、俺のことはただの同期やて、
みんなに宣言までされたし。
あれ、ほんまぐっさあってきた」

胸、刺されたふりして言うたら、
くすって笑った。

可愛ええなあ。

自然に俺も頬が緩んでくる。

「嘘。
平気な顔してたもん。
莉子と光希と仲良くして」

拗ねてんのが可愛い。

ほんまもういろいろヤバい。

「そら、男やのに。
失恋したからて、
みんなの前で泣いたり出来ひんやろ？
A、光希ちゃんらにやきもち妬いたん？」

「そんなんちゃうけど、
章大が私に冷たくするから」

「そういうん、
やきもちて言うねん」

「ちゃうもん」

「なんも違わん。
素直やないな」

「章大もやん」

「俺のどこが素直やないねんな。
もう誰にも渡せへん。
Aが好きやて、
何回でも言うたる」

おしゃべりはもう終わりや。

もっかい、キスして、
夢中にさせたい。