Encore ___もう一度___

33 シゲ ページ33

それから1ヶ月。

俺らは退院から再入院までの2ヶ月間のスケジュールの話し合いに追われ続け、

1ヶ月前はまだ先だと思っていたけど、

気が付くと退院の日になっていた。


佐「また、何かがあったらすぐ来てください。」

こうして、

俺らは少しだけ病院を離れることになった。





11月11日。

手越の誕生日に、東京ドームでライブをすることになっている。

内容は、春にできなかったNEVERLANDに、ハッピーバースデー要素を加えた感じだ。


手越は、自分の誕生日にライブをするとはまだ知らない。


増「手越、」

手「ん？」

3人で顔を見合わせた。

シ「ライブさ、正式に決まったよ。」

手「、え？！嘘でしょ？！」


俺が運転する車の中、手越のいつもの明るい声が響いた。


小「それが、11月11日なんだけど。」

手「、、、、え、俺の誕生日、、？」

増「あったりー！！」

小「NEVERLANDに、ハッピーバースデーが加わったみたいな感じのライブ！！」

企画書を渡すと、手越の瞳は輝いた。


手「最高の誕生日じゃん、、」

そう呟いた手越を見て、3人でまた目を合わせた。

小山もまっすーも、俺も、最高の笑顔だった。

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