27.0.5秒の脱出劇 ページ28
センラside
校門近くまで行くと、いつもの様に女子に囲まれる。俺は構わず進んでいくが、何かを囲んでいる女子達がいた。
穴が空いてるからなんでかと思って見てみれば、中心にはAちゃんが。
なんで囲まれとんねん…
取り敢えず助けなあかんな。
セ「うらさん、坂田!」
俺がその中心を指差すと、坂田はひょいっと軽く背伸びをしてAちゃんを見つけたようだ。
坂「うわっ、すぐ助けな潰れるわ!」
う「どういう事?」
あー…坂田はともかく、うらさんは低i((
坂「Aちゃんが真ん中におんねん!」
セ「…ん?
消えた!?」
ちらっと様子を見ようと思ったのに、其処にはAちゃんの姿はもうなく、すっかり蛻の穴になっていた。
坂「そんなわけないやんか!
…えっ嘘やろほんとに消えてるん!?」
う「あっおいあれ‼」
うらさんが唐突に何処かを指差して叫んだ。
その方向を見ると、物凄い速さで走って行くAちゃんの後ろ姿があった。
いや速ッ!
う「…俺らも行くか。」
坂セ「せやな」
Aside
くっ…!こうなったら、チビの底力、とくと御覧あれ!
『…』
サッ…←しゃがんだ
ススッ…シュンッ←下を通って脱出
ダダダダダダダダダダッ!←逃亡
この間0.5秒である。
※50m走 6.4秒
女子「…えっ?
花芽宮様⁉」
女子「何処に行ったの!?」
女子「すぐに探さなきゃ!」
やばいやばい逃げよ
…教室到着っ
いやあ、我ながらナイスだった。
る「あ、Aちゃんおはようございます」
『るぅとくんおは 華「ぉはょぉ♡」…後藤さん…』
華「ぁっれぇ、Aちゃんぃたのぉ?
影ぅすぅぃ〜、気づかなかったぁ」
背が低いって言わなかったから許そう。
影薄いってのも嬉しく無いけどね
る「後藤さん、やめて下さい」
華「きゃぁっ、るぅとくんこゎぁぃ♡」
私は後藤さんが怖い。色んな意味で。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
その後、HRをして、数学教室に移動し、記念すべき第一回の授業。
『数学かあ…どんな先生なんだろ』
?「全員席に着けー」
あっ、来た
ク「えー、皆さん初めまして、数学担当のクプラです。1年間よろしくな」
はっ!
この先生ナルシだ。
私のナルシストレーダーが反応している。
「それでは…
美しい僕と美しい数学の授業をしようではないか!」
全員「え…」
華「はぁぃ♡」
『まあ…何とかなる…よね?』
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夢女子S氏(プロフ) - 後藤姉妹がアホすぎて可愛くみえてきた,,,病院いってこようかな (2021年8月12日 9時) (レス) id: 59c0caef7c (このIDを非表示/違反報告)
しろもち。(プロフ) - 夢女子S氏さん» こんなコメント頂いちゃったら頑張るしかない (2021年7月30日 22時) (レス) id: 950259c2c4 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - もっと、はやく見つけたかった,,, (2021年7月24日 3時) (レス) id: 040462337c (このIDを非表示/違反報告)
しろもち。(プロフ) - ヨゾラ。@空色さん» 王子様方には是非ときめいていただいて...スヤア... (2021年1月31日 12時) (レス) id: 950259c2c4 (このIDを非表示/違反報告)
ヨゾラ。@空色(プロフ) - 我、1つ前のアカウントで見させてもらっていた身なんですが、また最初から読もおもて、読んでたら無意識のうちに「さとみ先輩...((((ハァト」ってときめいている自分がいた (2021年1月29日 23時) (レス) id: 434d8da963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろもち。 | 作成日時:2020年5月24日 22時