乗り出す ページ13
重い足が勝手に向かったのは
高い歩道橋
10ｍ以上もあるが、不思議と怖いとは思わなかった
ぐ、と前のめりに身を乗り出し目を閉じる
背中にあたる風が、まるで私の死の決意を祝福してるような気分だ
嬉しかった
私の行動で他の誰かが幸せになれるなら
私はそれ以上の幸福を望まない
地面を蹴り、体が宙に浮く
瞬間的にだが、無重力に逆らうのはとても心地よかった
空を飛べているような気持ちになれた
けれどのその夢は
誰かによって阻まれた
必死に、私の腕を掴んでいる男性。
...早く離せよ
余計なお世話だよ
私の変わりに死ねる奴なんて居ないんだよ
...何でそこまでして
生きていなくちゃいけないの？
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厨二腐女子 - 涙腺がッッッこの世からいなくなったよ！ありがとう！ (2019年11月10日 21時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
リンレイ - あなたは私の涙腺を枯らす気ですか…めっっっちゃ感動しました！ (2019年10月22日 16時) (レス) id: 551bea7f08 (このIDを非表示/違反報告)
ノア@情緒不安定(プロフ) - 好き。(突然の告白) (2018年2月24日 20時) (レス) id: b6e0dc5b12 (このIDを非表示/違反報告)
眼帯魔(プロフ) - 何回見ても感動だ〜完結おめでとうございます！ (2017年8月17日 7時) (レス) id: eff5283ed6 (このIDを非表示/違反報告)
凛琥(プロフ) - 凄くハラハラしながら読ませていただきました。とてもいい内容でした！(上から目線になってしまい申し訳ございません (2017年8月9日 18時) (レス) id: 7edb168e84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あの人 | 作成日時：2017年8月1日 10時
