33.朝 ページ36
Aside
肩になにかがふわっとかかる感覚で目が覚める
そのまま扉が閉じる音がした
まだ眠くてきちんと回らない頭でさとみさんが起きたことを理解する
うっすらと目を開き眩しさに顔をしかめ、しばらく慣らす
目を開きぐっと伸びをして、後ろを振り向くとベッドは丁寧に布団がかけられていた
そのまま部屋を出るとさとみさんはキッチンの冷蔵庫の中身とにらめっこをしていた
さ「あ、起きた？おはよう」
こくんと頷く
さ「朝ごはんなんかしようと思って勝手に開けちゃったごめんね」
またこくんと頷く
そうしてさとみさんのいる冷蔵庫の前に行き材料をさっさと取っていき作り始める
さとみさんはどうしたらいいのか分からないようでワタワタと動いていた
こういう時声が出ないの不便だなって思いながらさとみさんと棚を交互にじーっと見つめて、伝われーってする
するとさとみさんはしばらく考えた後に、
さ「お湯？」
そう聞いた
こくこくと頷くとさっさとやかんをとりだし火にかける
さ「あとは？」
ないと首を振る
さ「じゃあ待ってるね」
そう言ってキッチンから出る
狭くはないけど広くもないキッチンなので出てくれたところに優しさとか気配りの上手さを感じながらさっさと作りテーブルに運ぶ
さとみさんはその間にササッとキッチンに向かいオーブンからパンを取ってくる
凄いなぁ…なんかやっぱり大人って感じするな…
さ「はい、ありがとう
じゃあ頂いてもいいですか？」
こくこくと返すとさとみさんはふわっと笑い
さ「いただきます」
律儀に手を合わせて言う
さ「…誰かの手料理、お店を除けば本当に久しぶりだな…美味しい」
そういってくれる
照れくさくて思わず少し紅茶を飲む
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
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おとぅふ
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るぅりーぬ(遅刻してもいいじゃん)
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おとぅふ(プロフ) - お待たせしてしまいほんとにごめんなさい；；明日更新するのでもうしばらくお待ちください；；ついでに、、、星が黄色になりました！更新してない間に1000くらいアクセスもあったみたいで…感謝しかございません；； (2019年2月11日 22時) (
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作者名：おとぅふ | 作成日時：2019年1月9日 20時
