彼らとの出会いは…

31.過去(stm) ページ34

さとみside
さ「なっ、なんのこと？」

そういうとAは俺に近づいて服の袖をめくった

途端に顔を歪ませて、パタパタとどこかへ行った

思わずため息をつく

するとAは救急箱とポーチを持ってこっちに戻ってくる

さっさと箱を開けて、消毒液が着いた脱脂綿を取り出し、腕をさっさとふく
赤い線がどんどん薄くなって代わりに脱脂綿が赤く染まる

それからポーチを開けて何枚かのシートのようなものを取り出し、俺の腕に乗っけてみて肌の色を確認している

ぴったり合う色を見つけ、シートの台紙をペリペリと剥がしガーゼを間にはさみ傷の上から貼る

【多分これで見つかりにくくなったと思う】

そう書いて見せてくる

さ「あ、ありがとう、引かないの？」

すとぷりはきちんとお互いのこととかヤバいって思った時はメンバー誰かに相談する
みんなですとぷりだから1人でずっと抱え込むようなことはダメになってる

話したいと思うけどこんなことしてるなんて言ったらどう思われるか
そう思うと不安ばかりが募っていく
だから誰にもバレないようにしていた

【しないですよ
だってしてましたし】

【それだけしんどかったんですね】

その言葉を、見て涙が出てきた

【メンバーには当たり前ですけど言いませんよ】

【でもいつか、きちんと話してくださいね】

その言葉を見た時、Aが過去のことを語った時を思い出した
逃げなかった
Aは強い
でも弱い

俺は？

俺は、逃げてしかない

そう思ったその瞬間
話さないと
きちんと正面から向き合わないと、そうしないときっと俺はみんなと正面から向き合うことが出来なくなる
そう思った

さ「A…明日、また集まるんだけど…話すから、一緒にいて」

震える声を抑えて言う

するとAは

【もちろんですよ】

そう言って笑顔で答える

すると安心したのか眠気がぶわっと沸き立つ
Aは察したのか俺の手を引いてベッドに寝るよう促す

【寝ていいですよ】

その文字を見たあと気を失うように俺は眠りについた


--------ｷﾘﾄﾘ線--------
本当に話が飛びすぎててごめんなさい…これでも頑張ったんですけど余計なの入れると無駄なところが出てきてしまって…切り取った結果がこれなんです…
言い訳がましいけど許してください…

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紫の何か

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るぅりーぬ(遅刻してもいいじゃん)

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