すとぷりの大切な紅一点【９】

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柚side






いつも通り、瑠奈の家のチャイムを鳴らす









でも誰も出なかった








おかしいな、いつもは瑠奈のお母さんがいるのに









しばらく立っていると私の横を風のように通っていった男の人がいた









その人は瑠奈の家に入る









もしかして＿＿＿＿









出てきたところに私は声をかけた









『あのっ、瑠奈ちゃんはっ…』







「もしかして君が柚ちゃん！？」






『そうですけど…』







そう言うと男の人は私の手を掴んで走り出した









誘拐…！？








男の人がたどり着いたのは病院だった







『病院…？…まさかっ…』








私は男の人の後ろをついていった







するとたどり着いたのは病室だった









中には









何人かがベッドを囲んでいた









「…柚、？」









『…瑠奈ｯｯｯｯ』

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