すとぷりの大切な紅一点【８】

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柚side





そう言ってころちゃんは私の手を掴んで部屋を出た








『え、どこいくの？』





こ「ジェルくんの実家！なーくんたちと約束したの。絶対に柚を連れて東京に帰るって約束したんだ。」









喋っているとすぐにジェルの実家に着いた。





まぁ近所だしね









インターホンを押すとジェルのお姉ちゃんが出てきてくれた






ジェ姉「柚ちゃん!!我が弟ー！」







ジェ「はいはい…柚…!!」






な「柚…！帰ってきてくれたんだねっ…!」







なーくんとジェルが私ところちゃんをギュッと抱きしめる








こ「頑張ったよ」






さ「よくやったな、ころん」






いつの間にかみんなも下に降りてきていた







うら「柚〜〜！！」






『うらたぬきさん…!!』







真澄「おかえり！」





『真澄まで…』







春樹「ほんと…いきなり居なくなってさ」






まふ「僕たちのこともちょっとは頼ってよ。悩みがあるなら何でも聞く。それに僕、柚のいとこなんだし」









そら「頼りないかもしれないけど、俺達は柚ちゃんに頼られる人になりたい。」









みんながそう言ってくれて嬉しかった







勝手に抜けて迷惑をかけたのに責めたりもしなかった






戻ってきてほしいと言ってくれた







私を必要としてくれた









そんなみんなが大好き








でもね、不安になるんだよ








もし、またこんなことがあって誰かが怪我したら？って考えちゃうの









それでもみんなは戻ってきてほしいって言ってくれるんだね









なんて優しい人たちなんだろう









そんなみんなが私は大好きだよ

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