すとぷりの大切な紅一点【１１】

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ななもりside





とりあえず今日はみんなでリビングで寝ることに。








みんなは心配そうにしながらも眠りについた








みんなが寝たのを確認して俺は柚の寝ている部屋に行った









な「おじゃましまーす…」







寝室の扉を開けると







『ん……なーくん…？』






な「柚！大丈夫…？」








起こしちゃったかな…







『うんっ、ちょっと疲れただけだよ。もう大丈夫だから心配しないで？？』









心配するに決まってるでしょ







大切な仲間なんだよ






大切な子なんだよ






大好きな子なんだよ







な「とりあえず、明日は休みな？」








『ううん、休まない。大丈夫。それに私、まだやらなきゃいけないことがあるの』









柚はそう言ってベッドから降りようとする








それを俺は両手で止める








な「何言ってるの。だめに決まってるでしょ？自分の体のことわかってる？」









『わかってるよ。本当はすっごいしんどいし、すっごい疲れてる。でも、リスナーさんたちを心配させたくないの。だから離して？』








柚はニコッと微笑みながらそう言う









無理して笑ってるでしょ








わかってるんだよ








な「とりあえず明日は休まないとだめ」








『どうして？リスナーさんたちに迷惑かけちゃうんだよ？』







な「そうだよ」








『そんなの無理だよ。絶対に嫌』









柚はそう言って立ち上がった









小さくて細い体がふらふらとしていた

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