Gypsophila２【K.N】 (ページ2)

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２７　Side Kazunari ページ2

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「卒業してからじゃないの」

だから適当に言うのが得策。
それがあの二人のためになる。

「嘘だー本当の時期教えて？」

「……知ってどうすんの」

知ったところでお前とあの二人は関係なくない？

「結衣ーさっきから二宮くんと何話してんの？」

ひょこっと村山のダチたちが現れる。

「私と二宮くんの同じ高校の子の話。その子すっごく美人でさー、今高校で人気の先生と付き合ってるんだってー」

「えーいいなあ。その子勝ち組じゃん」

「ねー」

俺の質問に答えずに女子で会話をし始めたので、面倒になる前に席に座ろうと思った。
すると俺の耳に入ってきたのは。

「桜井さんさー……あっその子桜井さんっていうんだけどね。二宮くんと幼馴染でよく一緒にいてさーあと校内で二宮くんと並んで人気だった子とも仲良くて。桜井さんめちゃくちゃモテてたんだけど、告ってくる男子をバッサバッサに切り捨てて、姫とか呼ばれてて、私達みたいな女子には鼻にもかけてない感じだった。で、今は学校で人気のイケメン先生と付き合ってるんだよ。お高く止まってる気がしない？」

「いるいるー自分がイケてるからって、イケメンとしか仲良くしない子」

聞き捨てならなかった。

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