夏の庭 (ページ6)

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誤魔化しページ6

……誰？

誰かがボクの体を揺すっている

まだ寝たいのに……

重たいまぶたをゆっくりと開くと

なぜかみんなが揃っていた

『？……どうしたの…みんな揃って』

幸村「本当にAなのか……？」

『どうしたの幸村……変なもん食べた？』

政宗「……お前の頭」

？……頭がどうかしたのだろうか

謙信「耳がはえているぞ」

『……は？』

一瞬、その言葉を聞いて固まってしまった

いやいや、ちょと待って耳がはえてるって……

……バレた？

『……もう隠すのも面倒だし教えてあげるよボクは……』

『昔あった事故のせいで耳と尻尾がはえたんだ』

幸村「……その事故って……」

あーやっぱり気になってしまいますよね………でもまだ教えるのは早い気がする

ボクはいつの間にか外れていたお守りを首にかけ直して

『それは、みんなと仲良くなったら教えるよ～』

そう言ってボクは誤魔化した

全員「…………………………」

『……ごめん、納得してないのは分かってる、けどもう少し待って欲しいんだ』

幸村「……わかった」

官兵衛「……仕方ない」

秀吉「また今度ちゃんと教えてよ？」

『あぁ、分かってる』

誤魔化してごめんね………

ボクは心のなかでそう呟いた

そんなボクの水色の髪をそよ風がやさしく揺らしていた