夏の庭 (ページ2)

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楽しみページ2

『～♪』

ボクは電車に揺られながら窓の外の夏の風景を眺めていた

今日はすごく機嫌が良いなぜなら……

田舎のおばあちゃん家に行くから！

ボクはこの日をどれだけ待ちわびたことか……

あんな窮屈な屋敷にいたらそのうち倒れちゃうよ……

アナウンス「次は◯◯駅～次は◯◯駅～」

『あっ！着いた！』

アナウンスを聞きボクは荷物を持ち電車から降りた

『わぁ……懐かしいな……』

駅から出ると前に来たときと変わらない風景が見えた

『よし！』

そう気合いを入れてボクは歩き出した

────

『ふぅ……やっぱりここの空気はきれいでいいな……』

そう呟きながら田んぼ道をゆっくりと歩いていると

菊「おや？Aちゃんかい？」

『あっ！菊ばあちゃん！久しぶり～元気だった？』

菊「元気じゃよ～今年も来てくれたんだね、みんなも喜ぶよ。そうだ飴ちゃんあげようか？」

『ありがとう！ボクそろそろ行くね』

菊「また後で来てね～」

菊ばあちゃんに手をふってボクは菊ばあちゃんにもらった飴を口に放り込みおばあちゃん家へ急いだ

リンゴ味だ……

─────

『おばあちゃんー来たよー……あれ居ないのかな……』

いつもならすぐに出てきてくれるのに……

そう思いつつおばあちゃんからもらった家の合鍵で入った

『ふぅ……やっぱり落ち着くな……』

おばあちゃん家は広いけど実家と違って暖かみというか……懐かしいな

靴を脱いで縁側へ行き座った

夏のそよ風は涼しく気持ちいい……

そう思っていると庭が急に光だして

『！？なにこれ……』

視界が光で埋まっていった

視力が回復してまばたきしながら庭の方を見ると

？「……」

『えっ！』

知らない男の人がたくさん倒れていた

しかも、耳がはえていたり尻尾があったりした

？「あれ～？Aちゃん、もう来ていたの？」

後ろを振り替えると

『おばあちゃん？』

？「正解～よく来たねAちゃん」

おばあちゃんが立っていた

『おばあちゃん……この人たち……』

祖母「そうそう、Aちゃんに紹介しようと思って～ほら起きて」

おばあちゃんが手をパンと叩くと

男の人たちが目を覚ました

？「……あれここは……」

？「……………」

？「……え、ここどこ！？」

祖母「ハイハイみんな落ち着いて」

？「はぁ！？姫神子！？」