# 12 ページ12
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頬を温かい何かが伝う
それが涙だって気付いた時にはとめどなく涙が溢れてきていた
「 やだよっ .. やだ 、絶対やだっ .. 」
何度も首を横に振って彼に強く抱き着く
「 俺もやだよっ .. 」
「 っ 、なら .. ！ 」
「 それは出来ない .. 俺は大学も辞めさせられて結婚するしかねぇの .. 」
涼介は僕のだって 、ねぇ 他の女の人になんて取られたくない
好きだよ 、好き過ぎるの
「 俺山田製菓の社長の跡取りなの 、だからいつかはこんな時が来るって分かってた .. 辛いよ 、こんなにゆうりの事愛してるのに .. 」
そう言う涼介は綺麗な目から沢山の涙を流していた
「 僕はやだ .. ねぇ お願いっ .. 」
「 もう決めた事だから 、俺が断ったらちねんが何されるか分かんねぇんだよっ .. 」
苦しそうに顔を歪めて
僕を守るためなの .. ？
でも僕は涼介と居れるんなら何されても耐えれるよ 、？
「 僕は大丈夫だからっ 、！」
「 俺が耐えられねぇんだよ 、御前を傷付けなくねぇ 」
やだ 、ほんとにやだ
でも 、
「 .. ねぇ 、それで涼介は幸せになれる 、？ 」
涼介はびっくりしたように目を見開いたけど 僕はそれが知りたい
「 .. なれるよ 、ちねんを守れるなら 、」
どこまでも彼は優しい
「 .. 涼介 、愛してるよ 、」
＿＿ 今日で終わりにしようか
「 俺も 、世界で一番愛してる .. 」
どちらからともなく再び唇が重なった
最後に涼介と愛し合った事を一つ一つ確かめていくように 、
最後の夜はお互いがお互いに愛を伝えようと
何度も何度も求め合った
行為が終われば強く抱き締め合って
僕等は顔を涙で濡らしたまま “ 愛してるよ ” と伝えて眠りについた
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夢を見た
僕と涼介しか居ない夢
二人とも幸せそうに笑い合ってて
これからもこんな時間がずっと続けばいいなって
「 ちねん 、ずっと一緒に居ような？ 」
あれ .. ？ なんでだろ 、夢の中なのに涙が出てきそう ＿＿＿
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作者はテスト期間に入ったので更新ペース落ちるかもです ..！
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haruu(プロフ) - 続き気になります‥！ (2021年8月9日 23時) (
レス) id: 797b9f327e (このIDを非表示/違反報告)
るるた 。 - このお話 、 好きです !! 消さないで下さい .. >< (2017年12月30日 21時) (レス) id: 62c954820a (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 更新楽しみにしています！消さないでください (2017年12月10日 15時) (レス) id: a9f3340af1 (このIDを非表示/違反報告)
りー - 消さないでください！続きが気になって仕方ありません！お願いします！！ (2017年12月9日 12時) (レス) id: c97e84445f (このIDを非表示/違反報告)
もねあいす(プロフ) - 消さないでください！！更新楽しみにしてます！！ (2017年12月2日 17時) (レス) id: 84a8594497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かすたーどばにら | 作成日時：2017年11月18日 23時
