スターチス [ ym × cn ]

# 11 cn ページ11

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あれから数日が経った





今日は涼介が僕の家に来ている





あの日から涼介は何かがおかしい





顔は笑っているのに目は笑っていないし





時々凄く切なそうに僕を見詰めてきてはため息をついている





ねぇ 、何が君をそんな風にさせているの？





何も出来なくて後免なさい 、






僕涼介の恋人なのに分かってあげられないね ..






二人でソファーに座り 、ゲームをしている






そして涼介が変わったことはそれだけじゃない





「 ちねん 、膝の上来て？ 」






そう 、涼介は甘えてくるようになったのだ





なにかと“ キスして ” とか “ぎゅうして ” とか言ってくる





「 ん 、良いよ 」






素直に従い彼の膝の上に向かい合わせで座る





「 ちゅーも 、」






甘えるような声を出す彼は可愛い






ゆっくりと顔を近付け彼の唇にキスを落とせば





彼に後頭部に手を廻され何度も何度も触れるだけのキスを繰り返す





唇から伝わってくる温度が心地よくて 、部屋に響くリップ音は少しだけ恥ずかしい






どれくらいの間こうしていただろう






唇同士が完全に離れてしまうと寂しくなる






「 ゆうり .. 」






ねぇ 、そんな深刻そうに名前を呼ばないでよ






泣きそうな声で 、瞳を揺らして






そんな顔されたら僕も泣きそうになっちゃうじゃん ＿＿






「 っ .. なぁに 、涼介 .. 」






あれ .. ？ こんなに僕の声って弱々しかったっけ .. ？






「 俺結婚することになった .. 」






え .. 今なんて言ったの .. ？






「 嘘でしょっ ..？ 」






そんな冗談辞めてよ ..






泣きくないのに ..






「 政略結婚 、させられるの .. だからゆうり .. 」






ねぇ 、ダメだよ






その先は聞きたくない






“ 別れよっか ”



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