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その日の夜は結局、寝たのは朝日が昇り始めた頃だった。

いつまた来るかもわからないし、自分の記憶についてや、色々な不安に怯えながら寝床に入ったのだ。

ジリリリリリリッとけたたましい音を鳴らす目覚まし時計

今日は寝たの遅かったのにいつも通りの時間に起床するというなんともヘビーで…低血圧の私にはとてもキツかった。

うだうだと布団の中で昨日のことについて考えながら寝室からリビングに向かうと、そこには居ないはずの…


スターク「よぉ、目が覚めたか。」

荊軻「ブラッドスターク…なんでいるんですか…」

スターク「そんな露骨に嫌な顔すんなよな」


完全に目の覚めた私なら正常な反応が出来たはずだが今は寝起きでレム睡眠してるような状態。

目の前に居る異形でさえも気にせず、朝のコーヒーを飲んでいるが段々と頭が覚醒してくると自分の家に昨日殺そうとしてきた相手がいるのだと意識し出した。


荊軻「あの…なんで貴方がここに居るんですか…?」

スターク「あ?そんなの決まってるだろ、お前の答えを聞きに来たんだよ。覚えてるだろ?」

荊軻「えぇ、まぁ…」


手に持っていたコーヒーを啜ると、ブラッドスタークはまた聞いてきた。


スターク「お前が未だ悩んでいるってのなら北都に居た頃の記憶捜索を手伝ってやるという条件でファウスト…というか俺の配下に来い、桐生戦兎達を裏切るって形になるがな。」

荊軻「記憶と引き換えに戦兎さん達を裏切れ…と?」

スターク「ま、そういう事だな。で?どうなんだよ。」


簡単に言ってしまえば戦兎さん達を裏切れば記憶が思い出せるかもしれない、そして死なずに済む。
しかしファウストに入ることを拒めば殺される。


荊軻「…わかりました、ならば2つ条件を出しましょう。私は戦兎さん達を裏切るんですから…貴方にも色々とペナルティというか足枷を付けてもらわないと不平等です。」


私が条件を呑んでほしいと頼むとブラッドスタークは先程まで含笑いのような声から一変、真剣な声でこう言った。


スターク「あぁ…いいぜ、聞くだけ聞いてやる。」

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あず - 私もブラッドスターク大好きです! (2020年3月12日 23時) (レス) id: d5f52885e8 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - あの…お願いがありますがいかがですか? (2018年3月25日 9時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
優凪 虎兎未(プロフ) - もちづきさん» http://uranai.nosv.org/img/user/data/1/1/b/11b03a6f4d319014527f268c55c29287.jpg 遅れてすみません!上手く描けているかは不安ですが、此方です。 (2018年2月22日 21時) (レス) id: 0bd60f50bd (このIDを非表示/違反報告)
もちづき(プロフ) - 優凪 虎兎未さん» コメント有難うございます、今後も楽しんで頂けるような内容にしたいと思っています。描いて頂けるのであれば是非お願いしたいです。 (2018年2月10日 16時) (レス) id: 4925d3979f (このIDを非表示/違反報告)
優凪 虎兎未(プロフ) - 面白くて、今後の展開も楽しみです!無理しない程度に頑張ってください。 無形先生のイメ画描いても良いですか? (2018年2月6日 20時) (レス) id: 0bd60f50bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちづき x他1人 | 作成日時:2018年1月17日 23時

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