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手を伸ばされた時、反射的に首を竦めると彼は
スターク「そうビクビクするな、俺はお前が気に入ったから殺さない。しかし条件がある。」
荊軻「え…?」
スターク「ファウストに来い、それが死なない条件だ。」
と手を差し伸べられた。
でも待って…ファウストっていうのは戦兎さん達が言ってた敵対しているところ…
しかしこの手を取らないと私は…死ぬ。
荊軻「私は…そっちに行っても何も出来ない気がしますが…」
スターク「お前さん、北都に居た頃は物理学者だったんだろ?それだけで十分だ。後はそのボトルについても話してもらおうか?」
荊軻「北都に居た頃の…話…このボトルについて…」
何も思い出せなかった。
おかしいと思った時にはもう遅くて、私は半パニック状態になっていた。
荊軻「おかしい…なんで思い出せないの…なんで……?」
スターク「記憶喪失か…これは俺の得意分野だが俺がやったもんじゃねぇな…」
荊軻「なんで…どうして北都に居た頃の記憶が思い出せないの……?」
スターク「おいお前、あまりパニックになり過ぎるな。一度落ち着…(ドンドンッ!)…。」
ブラッドスタークが何かを言っていた最中に家のドアを誰かがノックした
??「桐生戦兎です!荊軻さん!何かありましたか!?」
ノックをしたのは戦兎さんだったらしい。
それがわかったブラッドスタークは差し伸べていた手を下げ、こう言った。
スターク「おぉっと、ビルドのお出ましか…まぁいい、いずれお前には答えを聞きに来る。いいな?」
そう言うとブラッドスタークは煙のように消え、戦兎さんが家の中に入ってきた。
戦兎「荊軻さん、大丈夫ですか?!…荊軻さん…。」
突然、戦兎さんはギュッと私を抱きしめた。
その状況と今の自分の頭の整理が追い付かずキョトンとしていると
戦兎「怖い思いをさせてすみません…電話を折り返ししてみたんですが出なくて…まさかと思って来てみたら…でももう大丈夫です。だから…泣かないでください。」
戦兎さんにそう言われてようやく自分が泣いていることに気がついた。
こんなに不安定だったかな、私。
戦兎さんはギュッと抱きしめながら私が泣き止むまで、背中をさすってくれていた。
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あず - 私もブラッドスターク大好きです! (2020年3月12日 23時) (レス) id: d5f52885e8 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - あの…お願いがありますがいかがですか? (2018年3月25日 9時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
優凪 虎兎未(プロフ) - もちづきさん» http://uranai.nosv.org/img/user/data/1/1/b/11b03a6f4d319014527f268c55c29287.jpg 遅れてすみません!上手く描けているかは不安ですが、此方です。 (2018年2月22日 21時) (レス) id: 0bd60f50bd (このIDを非表示/違反報告)
もちづき(プロフ) - 優凪 虎兎未さん» コメント有難うございます、今後も楽しんで頂けるような内容にしたいと思っています。描いて頂けるのであれば是非お願いしたいです。 (2018年2月10日 16時) (レス) id: 4925d3979f (このIDを非表示/違反報告)
優凪 虎兎未(プロフ) - 面白くて、今後の展開も楽しみです!無理しない程度に頑張ってください。 無形先生のイメ画描いても良いですか? (2018年2月6日 20時) (レス) id: 0bd60f50bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちづき x他1人 | 作成日時:2018年1月17日 23時