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万丈「うげ、また来てたのか小説女」
惣一「こら万丈!荊軻ちゃんに失礼なこと言わないの!」
万丈「荊軻?こいつの名前?」
どうやら万丈さんは私がイマイチ信用ならぬらしく、とても嫌悪感を出されている…
荊軻「はい…えっと、河津荊軻です。よろしくお願いします…」
万丈「かわず?お前、カエルって名字なのか?」
荊軻「私の名字はカエルじゃない"かわづ"です、銀河の河に津軽の津ですよ。」
そう訂正を入れるも彼は『カエル』という響きを気に入ったのか
万丈「それはそうとて蛙女、お前どうしてまたここに来てるんだよ。」
荊軻「…戦兎さんに話があってきたんですが今日はいらっしゃらないんですか?」
惣一「戦兎は今日の午前中は仕事、午後になったら帰ってくるよ。」
石動さんは私にアイスのミルクティーを、万丈さんにはコーヒーを出してくださった。
万丈「げ!これ不味いヤツじゃねーか!なんで俺なんだよ!!」
惣一「まぁ、いいからいいから!これでも味を改良したんだぞ〜?」
と勧められた万丈さんは恐る恐る飲んでみると一気に表情が歪んだ。
万丈「うん、不味い。」
惣一「そんなぁ…」
荊軻「オブラートに隠す気が無い感想ですね…」
しょんぼりと項垂れた石動さんは『豆が悪いのかな…?豆変えてみるから取ってくるか…』と言い、お店の奥の方に行ってしまった。
万丈「…。」
荊軻「今日、戦兎さんはお仕事でしたか…ではまた、日を改めて相談しに来ますね。」
ミルクティーを飲んだら帰ろうと思ったので一気に飲み干し、帰ろうと立ち上がったところを万丈さんに腕を引かれ止められた。
荊軻「万丈…さん?」
万丈「お前、なんか相談あるから戦兎待つんだろ?」
荊軻「でも戦兎さん、お忙しいみたいですし…また日を改めて…」
私がそう言うと私を止めている反対の手で自分の髪をくしゃくしゃとした後、はっきりこう言った。
万丈「俺はお前みたいなのが嫌いだ、なよなよしてて本当に思ったことを言おうとしねぇ奴。」
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あず - 私もブラッドスターク大好きです! (2020年3月12日 23時) (レス) id: d5f52885e8 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - あの…お願いがありますがいかがですか? (2018年3月25日 9時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
優凪 虎兎未(プロフ) - もちづきさん» http://uranai.nosv.org/img/user/data/1/1/b/11b03a6f4d319014527f268c55c29287.jpg 遅れてすみません!上手く描けているかは不安ですが、此方です。 (2018年2月22日 21時) (レス) id: 0bd60f50bd (このIDを非表示/違反報告)
もちづき(プロフ) - 優凪 虎兎未さん» コメント有難うございます、今後も楽しんで頂けるような内容にしたいと思っています。描いて頂けるのであれば是非お願いしたいです。 (2018年2月10日 16時) (レス) id: 4925d3979f (このIDを非表示/違反報告)
優凪 虎兎未(プロフ) - 面白くて、今後の展開も楽しみです!無理しない程度に頑張ってください。 無形先生のイメ画描いても良いですか? (2018年2月6日 20時) (レス) id: 0bd60f50bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちづき x他1人 | 作成日時:2018年1月17日 23時