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「にしても、仁王みたいだな。
アイツもコイントス得意だからよ」
「え?」
アイツも得意なの?…うわぁ。
「それに、そのコイン。
仁王の持ってるコインとそっくりだぜぃ?」
「え、そうなの?…これ、
昔友達にもらったコインなんだよねぇ」
そう言いながら、上履きを取る。
後ろがB組の下駄箱だから、
丸井君も上履きを取った。
「へぇ、そうなの?」
「うん。名前、知らないんだけどね」
そう言うと、は?と丸井君が驚いたような顔で言った。まぁそうだよねぇ、名前知らないなんて普通無いことだし。
「あー…まぁ、いっか」
何か言おうとした丸井君だけど、言うのをやめて、バッグからお菓子を取り出した。
「これ、さっきのお礼!!じゃあまたな!」
そう言いながら、私の手の中にキャンディなどを押し込むと、教室へと入って行った。
「ありがと」
もらったお菓子をポケットに入れると、
私も教室へ入って行った。
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幸絵(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。完結まで書いてくださりありがとうございます。もしできたらでいいので続編など書いていただけたらすごく嬉しいです!とりあえず、お疲れ様でした<(_ _)> (2022年7月19日 7時) (レス) @page39 id: 23b9936184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流星群 | 作成日時:2021年1月9日 16時