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私は比呂士の背後からぴょこっと顔を出し、
テニス部の人を見た。
そこには、昨日会った背の高い人と、癖っ毛の子がいた。
あ…あの人達もテニス部の人なんだ。
「お、その人が比呂士のクラスメイトさん？」
赤髪の人がぷくぅっと、器用にガムを膨らませながら言った。
比呂士はえぇそうですよと言いながら笑った。
「俺、丸井ブン太！シクヨロィ☆」
「雨宮Aです。どうぞよろしく」
そう言ってﾍﾟｺﾘとお辞儀をする。
よろしくな！と言う声が聞こえてきた。
「雨宮、か。俺は柳連二だ。よろしくたのむ」
図書室で会った人、柳君って言うんだ…。
それから、全員が自己紹介をしてくれた。
「あぁ、それから、仁王はここには
居ないから安心してね」
ほ、良かった。幸村君がそう言って私は
肩の力をぬく。にしても、よくそのこと知ってたな。
比呂士にでも教えてもらったのかな？
「先輩と合うと、吐くってマジっすか？」
「赤也…」
ｼﾞｬｯｶﾙ君が止めるけど、私は止めなくて平気と言ってから、切原君に向き直って言った。
笑顔で、ね｡
「うん、本当だよ。吐き気する、無理」
そう言うと、皆あっけにとられたような表情をした。そんなに驚くかな…？
比呂士は毎回の事なので、苦笑いをした。
「そんなに拒絶するとは…。
何か原因があったのか？」
柳君に言われて、私は考えだした｡
そういえば、何でなんだろう。
嫌すぎて考えたことも無かったな。
「何でなんだろうね…」
私は、ハムとレタスの入ったサンドウィッチを一口食べた。何でなんだろう。
…昔仲が良かった子は、同じ銀髪でも優しくて、カッコよかったのにな。
「まぁ、誰にも苦手な人ぐらいいるだろぃ？」
丸井君がそう言って、皆うなずきながらご飯を食べ始めた。少し変な空気が流れてたな…｡申し訳ない｡そう思いながら、テニス部の皆さんと昼食をとった。
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幸絵(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。完結まで書いてくださりありがとうございます。もしできたらでいいので続編など書いていただけたらすごく嬉しいです！とりあえず、お疲れ様でした<(_ _)> (2022年7月19日 7時) (
レス) @page39 id: 23b9936184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星群 | 作成日時：2021年1月9日 16時
