Quest28 ページ28
まふ「ここが、主のエリア……」
そらる「気を引き締めて、行くか。」
天月「俺が先頭を切ります、いいですか?」
まふ「で、でも何かあったら…!」
天月「それは皆一緒でしょ?」
そらる「…ああ、よろしく頼む。」
ーー
天月「まふ君!そこ罠だから気をつけてね!」
まふ「了解!」
そらる「天月、あとどれくらい!」
天月「あと900mくらいですね!」
そらる「おっけ、ありがと!」
歌詞太郎さんのやってたことを見様見真似でやってみた。
歌詞太郎さんはいつも俺らのリーダーで、見ててとってもかっこいいんだ。
ーー
天月「いた……」
目の前には主…トハがいた。
まふ「このエリアの主は君だったんだね。」
トハ「そうさ!分からなかったでしょ?」
正直ただの雑魚敵だと思ってた。
まさかこの子が主だったなんて…
トハ「さぁ、僕を殺してみなよ。」
そらる「お前を殺す前に1つ聞かせてくれ。」
トハ「仕方ないなぁ、いいよ。」
そらる「なんで、歌詞太郎に集中攻撃した?」
確かに、この中の誰だっていい。
皆に同じように行動すればいいのに。
トハ「彼が一番心の闇が深かったんだよ。これだけ。」
まふ「心の、闇?」
トハ「そうさ。これで満足だろう?早くやろうよ。
かかってこないなら、僕から攻撃しかけるけど?」
きっとトハは力を最大限に出してる訳ではない。
その力を永遠に封じる魔法……
だめだ、これは俺には使えない。
使えるとしたら精神の魔法の使い手の歌詞太郎さんじゃないと……
天月「Eine Schwächung Raum!」
トハの周りを囲むように弱体化空間を作る。
空間にしてしまえばこっちのものだ。
トハ「ふふ、弱体化させようって?
無駄だよ。僕は彼と同じ魔法の使い手だよ。」
そらる「!天月危ない!!」
天月「え?」
まふ「やめて!!!!!」
トハ「Ewige Ruhe……おやすみ、天月。」
ふっと身体中の力が無くなって、とても、眠たい。
まふ「くっそ…行きますよそらるさん!!!」
天月「ごめん、」
もう、起きていられないんだ。
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作者名:ショコラ・A | 作成日時:2018年1月14日 17時