Quest23 ページ23
これは僕が見てる幻。能力は変わらないはず。
だって、道行く人達の心がはっきり読める。
当時の僕には到底できない。ということは能力は今のままだ。
今なら、今なら…!
生徒「あ、歌詞太郎じゃねぇか。」
まずは、この子から。
生徒「何?自分からいじめられに来たの?」
歌詞「うるさいよ。」
生徒「ああ?んだよ。」
歌詞「……Kampf gequält, Er erhielt eine Strafe vom Himmel.」
ここは幻。魔力の消費も気にしなくていい。
生徒「あが…っ!!? くるし……ッ!」
歌詞「僕が味わった苦しみ、何倍にしてでも返してやる。」
生徒「ごめ、ごめん、……っゆるし…」
歌詞「Verschwinden」
存在の、消滅魔法。
この世からの消滅じゃなくて、僕の過去からの消滅。
本当はこの世から消してやりたかったけど、彼にも大切な人はいる。
そこは僕の優しさ。
君の顔は二度と見たくなかったんだ。
歌詞「あと、2人。待ってろよ…」
ーー
天月「歌詞太郎さん!歌詞太郎さん…!!」
何かの魔法にかかったのか、眠りから覚めない。
天月「2人に言わないと…空間を繋げば、きっと…!」
空間を繋げる魔法は、えっと…
天月「Raum-Verbindung」
よし、出来た。あとは2人を待つだけ。
お願い。早く……!
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ショコラ・A | 作成日時:2018年1月14日 17時