Quest21 ページ21
天月「いつも通りのユニットで行こうか。」
まふ「僕とそらるさん、天月君と歌詞さんだね。」
そらる「多分中暗いだろうけど、あまりつけない方がいいんだよな?」
歌詞「敵は光に弱いけれど、居場所が丸見えなので応援呼ばれたら終わりですもんね。」
天月「そんな感じでいいか!」
まふ「無事で帰ってくること最優先で!」
そらる「特に歌詞太郎、無理すんなよ。」
歌詞「はーい。」
天月「俺がいるので多分平気です!」
まふ「じゃあ、また。」
ー甘党加湿器ー
天月「Faint Licht」
彼が掌から微かな光を灯す。
おかげで少しは見やすい。
すると小さな黒い魔物が出てくるのが見えた。
殺しにかかってこないから、安全だと思い少し近寄ってみる。
天月「歌詞太郎さん、どうしたんですか?」
歌詞「害無さそうだったからさ…」
よく見て見ると可愛かった。
宇宙みたいな柄をしていて、とても綺麗。
??「やあ。」
歌詞「!誰…?」
天月「え?誰って、どういうこと?」
??「ボクだよ。目の前の。」
歌詞「君なの?」
??「そうだよ。ボクの名前はトハ。魔物だよ。」
歌詞「魔物、なの?でも…」
トハ「ボク達は肉体的には殺さないんだ。」
歌詞「肉体的に……?」
天月「歌詞太郎さん!誰と話してるんですか!?」
歌詞「この子が……!」
天月「?何も、いませんよ?」
天月君には、見えないの?
トハ「ボクは、今君みたいな人にしか見えないよ。
ボクは用事があるから、帰るね。」
歌詞「え、ちょっと待ってよ!」
そう言った時にはもう彼(?)はいなかった。
天月「え、大丈夫ですか?」
歌詞「え、大丈夫だよ?」
天月「まぁいいです。先に進みましょう。」
しばらく何もなく歩いていると、突然激しい頭痛が僕を襲った。
立っていられなくなって、しゃがみこむ。
天月「歌詞太郎さん?」
歌詞「なに…?」
天月「どうしたんです?どこか痛いですか?」
歌詞「ちょっと、頭が痛くて…すぐ治ると思うから…」
瞬きする度、懐かしい気がした。
もう1度、深く目を瞑れば、映像が流れ出した。
ごめんね天月君、少し待ってて。
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作者名:ショコラ・A | 作成日時:2018年1月14日 17時