【そら/まふ/かし/つき】異世界

Quest15 ページ15

まふ｢ここ…ですか？｣

歌詞｢うん、多分。｣

天月｢あまり大きな音出さないで下さいね？
あと、明かりをつけないこと！｣

そらる｢う、うん。分かった。｣

天月｢Space Operation｣

天月が手を壁にかざし、入口が出来る。

天月｢結構大きそうですね、行こう。｣

まふ｢了解。｣

歌詞太郎と天月ペア、俺とまふまふペアでとりあえず別れる。

そらる｢無事でな。｣

歌詞｢貴方達こそ。｣

ーAfter the Rainー

そらる｢うわ…暗い……｣

まふ｢迷子になんないでくださいね？｣

そらる｢馬鹿。そこまで子供じゃねぇよ。｣

実際足元しか見えず、ほんとに迷子になりそう。

まふ｢Es führte zu uns」

呪文を唱えると、蛍が俺たちを先導する。

そらる｢これ、まふが？｣

まふ｢そう、風と草とか言われてますけど自然のものなら大抵は出せますよ。｣

そらる｢へぇ……｣

ｼｭｰ…

まふ｢えっ？｣

そらる｢ちょ、危ないっ！｣

バーン！と大爆発を起こす。

まふ｢！｣

そらる｢馬鹿！俺いなかったら死んでたぞ！｣

まふ｢す、すみません…｣

そらる｢はぁ、ひやひやさせんなよ……｣

まふ｢ちょ…そらるさん…！｣

そらる｢なに？｣

まふ｢逃げろ！！！｣

そらる｢は？えっ？！｣

後ろを振り返れば大量の敵達。

声に反応したのか…！

そらる｢Ice des eisengepanzerten!｣

後ろに向かって氷の壁を作る。

まふ｢そらるさん今は急ぎますよ！！｣

そらる｢おう！｣

ー甘党加湿器ー

歌詞｢中は随分暗いんだね……｣

天月｢明かり禁止は辛いですね…｣

歌詞｢あ、天月君こっち見てて？｣

天月｢え？｣

歌詞｢僕の方を見て、僕はここだよ。｣

歌詞太郎さんが俺の手を握る。手、腕、肩、顔。
上に手を伸ばし、歌詞太郎さんを確認して
そこを見る。

歌詞｢Die Lichter in unserem Geist｣

天月｢あ、明るい…？｣

歌詞｢僕達の目だけに明かりを灯す。
そうしたら物理的に明かりを付けなくても前が見れるでしょ？｣

天月｢おお、あったまいいー｣

歌詞｢ついでになにかしない限り、敵は僕らに気づかない。｣

天月｢じゃあさっさと行きましょっ、あの二人も心配です。｣

歌詞｢そうだね、行こうか。｣

天月｢俺達最強かも？｣

歌詞｢ふふ、かもね。｣

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