【学園アリス】星降る夜に

第8回 ページ11

えーっと、どっちだっけ？？(汗)


探検も兼ねて北の森を通って高等部に行こうとしたんだけど……。



迷った。



こんなことなら素直に車で行けば良かったなぁ。


既に時遅し。




アリス使えば良いんだけど、まぁこれも楽しいしいっか！



数年前の記憶を頼りにずんずんと森を進む。




A「あれっ？」


木の下で気持ち良さそうに眠っている女の子を見つけた。


まだ、授業中だよね。さぼりかな？


女の子は初等部の制服を着ている。



なつかしいなぁ。



少し感傷に浸ってると


「あんた誰やっ！？」


女の子に見つかった。

二つに束ねた髪を揺らしながらあたしの元へ駆け寄ってくる。


「何でここにおるん！？」


うぉお。


元気だなぁ、この子(笑)



「まさかあんた、あいつらの仲間か！？」



へっ？？



A「ふはっ。あははっ！」


やばい、この子面白い。

最っ高！！



A「はぁー、笑った笑った！」



ひとしきり笑ってから女の子の方を見ると、ぽかーんとした顔でこっちを見てた。




A「驚かせてごめんね！あたしは天宮Aだよ。明日からこの学園に転入するの、よろしくねっ♪」

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